ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論、実験結果

「人として生まれたならばーー奇跡を台無しにする私たち」 スマナサーラ長老 初期仏教 月例講演会

先月22日(2017年7月22日)、東京・日暮里サニーホールでスマナサーラ長老による法話「人として生まれたならばーー奇跡を台無しにする私たち」がありました。

 

期間限定公開中の当日動画

fb.me/177Ax6Nce

実況Twitter

http://twilog.org/jtba_talk/date-170722/asc

 

個人的に最大のポイントは、意志 cetanā(チェータナー)についてでした。

 

 

法話を聴いている中でおもしろいなと思ったのは、すべてが因縁の中で動いていていわゆる自由意思はありえないというのに、じゃあこの「意志cetanā」はなんなんだ、ということでした。

だからなんかやっぱり、ちょっと破るというか、道に載せるというか、輪廻の門番の監視をかすめてなにかちょっと、やらなきゃいけない気がします。

日常でも、修行でも、ルーティンで動いている中で、折を見てチェータナーを使えたら。

だから結局、ヴィパッサナーということになるのだと思います。

 

 

 

 「あなたの好き嫌い、考えていること、感情なんてどうでもいいんですよ」

と言われたらケンカを売られているみたいですね。

でも自分自身に言うなら?

かえって気持ちがストンと落ち着きませんか。

(……え、落ち着かない?)

 

まあでも、この「感情」はホントやっかいです。

感情や性格は相当古くからのものが被さって、盛られているから、なんかもうしょうがないよねレベル、とわたしは6月のスマナサーラ長老の法話で理解しました。

ということはですよ、逆に自分の感情や性格に「わたし」が責任を感じすぎることはないんじゃないですかね。

そのかわりに悪を避けて大事故を防ぐということで、五戒というセーフティネットがあります。

 

 

こころおだやかにニャる……!