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Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

タイ語でゴキブリは、「汗臭い虫」。それでも私たちは一緒に生きていく。もちろん別々の道をね!

ゴキブリは英語でcockroachというんですよね。スペイン語由来だとか。スペイン語で糞を意味するcacaが語源ではないかと言う説もあります。

タイ語では、แมลงสาบ(マレーングサープ)汗臭い虫、という意味だそうです。

日本語のゴキブリは、「御器かぶり(ごきかぶり)」からきているそうです。昔のゴキブリは食器をかじって食べたのでしょうか。明治時代までは「ごきかぶり」だったけれど文献の誤植によって「か」が抜け落ちてしまったとか。(参考:ゴキブリ - Wikipedia )

関西地方では「油虫」とも呼ばれますよね。それってタイ語の感覚に近い気がします。匂いをかいだことはないけれど、触るものでもないけれど、なんかネトネトしてそうなお姿ではあります。

 

この記事を書くにあたって、ゴキブリのことを調べていたら、出るわ出るわ、もう。光沢を帯びたお背中、立派なおひげ、勇ましいトゲトゲ足……! ここに直接そうした写真を載せるのははばかられるので、もしも興味があればクリックしてご覧ください ⇒cockroach - Google 検索

あーしんどかった。ゴキブリの写真ばかり見続けるって自分にすごく拒否反応が出ます。

 

タイで、ある大学の食堂にて昼食を食べていた時のことを思い出しました。

木でできたテーブルは、隙間がたくさんあいていて、その隙間の向こう側で何かがちらちらと動くのです。

この話の流れからすぐにわかると思いますが、そうです、ゴキブリがいました。

 

テーブルの下をのぞいてみたら、いる、というより、住んでいる。ものすごい大家族。というか、集落。

テーブルの隙間が、ゴキブリで埋まっちゃっているところすらある。うっかり下にスプーンが落ちなくていいわー、なんて言えません。

 

もちろん、私は平均的日本人なのでちゃんと「ぎゃー!!」と言いました。

 

どうしたの、と一緒に食事をしていた友人。

ゴキブリガー、と私。

 

それで、と友人。

それで?、と私。

 

沈黙。

 

ここ食堂だよね、と私。

もちろん、今日のパット・マカロニーおいしくない?、と友人。

 

いやそうじゃなくて。ゴキブリ、ここに居ちゃまずいよね、と私。

 

なんで?、と友人。

なんで?、と私。

 

ため息(友人)。

 

ゴキブリがあなたに何をしたの?、と友人。

 

私はこの時、仏教のことを全く知らなかったので、やっぱりこの子(タイ人)は頭がおかしいと思ったけれど、今になってみれば、頭がおかしいのは私でした。

 

冷静に思い出してみれば、あのときあのゴキブリたちは本当におとなしくテーブル下に居たんです。

食べ物に向かって飛んでくることもなかった。

 

あの食堂でいつも食事をとっている人たちはゴキブリの存在を当然知っていて、でも戦わない。

ゴキブリたちも自分たちの真上には御馳走があるってことを知っていて、でも荒らさない。

 

穴だらけのテーブルの上と下で、見事に世界を棲み分けていました。

 

私は今でも、ゴキブリの写真をみればザワッとするけれど、もし今この部屋にその彼が居たとしても窓を開けてさりげなくお引き取りを願うばかりです。

あ、でも今は台風が来ているから窓開けられないか。うーん、それは困るね……。

 

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