ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

悟るために自分はどうアプローチしたらいいのですか?

質問「悟りには4つの門(無常・無我・苦・八正道)があり、いずれかをくぐると悟りに至るとのこと。

自分が瞑想を真剣にやるにはそれをきちんと理解しないといけないのでは。

4つの門のうち、自分にはどの門からくぐればいいのか。その見極めについて教えて下さい」

 2014年9月14日(日)法話と実践会よりメモしました。

動画:http://www.ustream.tv/recorded/52643301

回答:考えすぎかもしれませんよ。仏教を学ぶより先に自我中心に考えてしまっています。

誰でも一般的にブッダの教えを学んで理解すること。一般的な常識的な知識で疑問に思いながら学んでいく。

たとえば「苦」。扇風機があることも苦ですよ。使っていると変化する、壊れちゃう。無常だから苦。扇風機があるから私に新たな苦しみが生まれる。

たとえば車を買ってみたらどうなる? 新たな苦が生まれる。駐車場が必要だ、泥棒に持って行かれたらどうしよう、など。

新車も無常です。新車で買っても時間がたてば古くなる。欲しいんだから、便利だから、楽になるからと、車を買った。でも実際買ってみたらなんか違う。これは一切がそうなんですよ。

 

若者は結婚したら楽しいと、生活が安定すると思って結婚する。でも実際は? なんか違うんですね。

色々な苦しみがパッケージでついてくる。当然結婚して楽しいんですよ。家に帰ると奥さんが料理を作ってくれている。男性としてはうれしい。でも楽だけじゃない、パッケージで苦しい。

 

そう言う風に苦しみを勉強してみる。無常を勉強してみる。それと哲学的な人は無我も勉強してみる。

一般人は無常と苦で十分です。それから瞑想してみるんです。瞑想するときは知識はいりません。しかし勉強しないで瞑想すると脱線しちゃうんですね。

 

勉強しておくが、修行には勉強したとことはあまり使わない。ただ素直に修行してみる。そうすると自分に適した門があらわれます。自分自身で観察するんだから、自分が突然、苦に気づくかも、無常に気づくかも。だからそれはあんまり心配しない。

勉強している時、理解しやすい門に気づくかもしれません。何か一つびしっと入り込むものがある。それがあなたの門かもしれない。心配しないで修行すれば各自に適した門で解脱に達する。

結局はどの門も同じこと。森羅万象の顔なんです。心配しないで修行してください。(おわり)