質問「仏教では『善友と付き合うべき』と言いますが、どんな人が善友ですか?」
回答(スマナサーラ長老)
善友とは、完全たる善友は、お釈迦様のことです。
なんで善友と付き合いなさいと言のかというと、影響されるからです。悪友からはその影響があります。
誰の影響を承諾するのか、誰の影響を断るのか、という問題です。
誰とでも仲良くするべきです。しかし、影響については気をつけなくては行けません。
そこを覚えてください。
友達の一人が、性格が悪いとする。友達だから仕方ない。しかし影響だけは受けないようにする。
完璧な友達はいないんです。一つ二ついいところがある。そこを真似してみたりする。悪いところもある。そこは真似しない。影響を受けないようにします。
縁を切るべき友人というのもあります。お金のトラブルがある人、お酒飲みにばっかり誘う、悪口ばっかり言う、とか。
シガーラ経典*1というのが、善友悪友について書いてありますから読んでみてください。
世間の善友とは「信頼できる友達」です。それでも影響されるべきかどうかは別です。私にも一人くらいいます。しかし、その人から私は、「影響は」受けません(笑)
誰とも正しく付き合って生活するべきです。
人を見下さずに、自己中心的にならずに、慈しみを持ってみんなと仲良くする。
いいところを持っていれば影響を受けてみる。悪いところは影響を受けない。
そういうふうに頑張ってみてください。
関西月例冥想会 2013.05.04 1/1 - YouTube
動画上で51:50~最後までメモしました。