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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

人間には心の制限を外せます|人間と五戒(3)

説法めも 五戒

人間に生まれたのはマレのマレ|人間と五戒(2)より続きます)

そこでポイントに戻ります。

人間には心にある制限を外せるんです。これは神になってもできません。死後、神になっても、心を自由自在に使うことはできないんです。

今、自由に使えませんよ。しかし人間にだけ、心に制限というカギがかかってないんです。今われわれは、肉体に対して心をスッと「絞って」いるんです。われわれの心が持っているすべての能力を、肉体のために使っているんです。しかしそれ以上もできるっていうことを、もう分かってほしいんですね。

 

宇宙の研究をする人々は、人間にいらんことをやっているでしょう。普段わかるはずもないことを発見しているんですね。小さなもの、ミクロ世界を調べる人々は人間に分かるはずもない、要らんことをいっぱい発見しているんですね。分子の構造はどうなっているのか、原子の形はどうなっているのか、素粒子は、その法則は、とそんなのはなくっても生けていけるでしょう。

 

そういうふうに人間にだけ、いろんなことができる。しかし、われわれは素粒子のことを勉強しても、宇宙のことを勉強しても、肉体のためにやっているんです。

肉体の制限を乗り越えようという目的でやっていないんですね。

 

宇宙研究する人々も、えらいことを発表しましたということで、ただ自己満足ですよ。それで金儲かっているんです。社会も、利益は何もないのに、お金をあげているんです。いえ、あげてない、無理矢理とっているんですけどね。宇宙望遠鏡で何か写真を撮ったと新聞に発表しても、だから何の利益ですか。しかしそれにお金を払っているでしょう。

 

ということは、われわれには心を成長させることは可能です。

今も人間が、生まれるとき与えられた範囲を超えて、やっているんです。数学は何ですかね? 数学そのものは世に存在しないものでしょう? 2+2=4は、どこにある存在ですかね? 犬に教えてください、それを。しかし理解できません。存在しないんだから。

 

現にわれわれは、肉体を維持するためにいろいろ調べて、数学、科学、いろんなあほなことをやっているんです。しかし、それすべて肉体を維持するために、逆に使っているんです。数学も生きるために使っているんです。

 

そこでお釈迦様の提案は、命、生きることは苦しいんだから、あんまり意味がないんだから、これを乗り越えるために使いましょう、

肉体に制限されている心を、肉体から離れて使うようにしましょうということなんです。だから科学者はやらないことなんです。いくら素粒子が、量子力学が、と言っても、肉体の次元から離れていないんですね。

 

言葉を変えると、人間で生まれたならば、なにか宿題があるんじゃないかなあと。

ワケがなくこのカギが外れたわけじゃないんです。ワケもなくカラスに翼があるわけじゃないでしょう。何のわけもないんだけど、魚には足がないんだといえないでしょう? ワケがあるんです。

 (人間の義務は人間を乗り越えること|人間と五戒(4)に続きます) 

 

東京・法話と実践会 2015.06.14(日)

http://www.ustream.tv/recorded/63713487 よりメモしました。

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関連エントリ:

それでも、なぜ悟れるのか?|カッサパ如来(6・最終回) - 瞑想してみる

ブッダの教えっていうのは、生命の次元を破る教えなんですね。だからすぐここにぶつかっちゃうんです。理解できないんです。

ブッダの最初の言葉からも、人間の認識範囲を超えている言葉なんです。それを無理をして、無理をして、順番に教えているんです。なんで人間が悟れるか、人間がブッダになるのかと言うと、人間がこのロックを破ることができるからです。 認識次元にあるロックを。

 

すべての「説法めも」を読むには:【目次】説法めも

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