ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

最終回|安保法案が成立。今の日本で、仏教徒は何を信じてどう生きればいいか?(4)

安保法案が成立。今の日本で、仏教徒は何を信じてどう生きればいいか?(3)

から続きます)

日本のいいところを外国がちょっとまねると、「やっぱり日本はいいところがあるんだ」とNHKで。いい加減にしろよと言いたいんです。マンガ文化とか。かなりヨーロッパでも中国でも広がっていて。これから日本は文化を輸出する時代だ、とかね。よく人の話に乗ること。わたしはおかしいと思いますよ。

 

もし日本人が先手を打ってマンガ文化を売ったならば自慢してもいいんです。

そうじゃない。フランス人やドイツ人、中国人の若者が、「これはおもしろい」と発見した。わたしからみても、アメリカなどのカートゥーンよりは日本のものがいいと思います。インドでもかなりマンガ文化があるけれど、絵が悪い。

 

静止画をアニメーションにするとき、日本では見ている人に気づかれないように、本物のように見せることを真剣にやっている。それで売れたのであって、日本が売り込んで行ったわけじゃないんです。

 

日本の女性のお化粧にしても、外国人が見つけて買っていくのであって、それでNHKが自慢しても。

勘違いなんです。それでは日本は生き延びません。

そう言う微妙なところが観察されていません。

 

わたしが探しているのは、日本人が出て行って、無理矢理に売り込んだものは何なのかと。

マーケットがないところで強引にマーケットを作ったことは? それはないでしょう。

 

スティーブ・ジョブさんがマーケットがないところで新しい品物を出した。世界はタブレット文化になってしまった。みんなパソコン文化だから、キーボードがなければ仕方がない、という常識に、ジョブズさんが「キーボードは大嫌いだ」とタブレットを出した。その影響がどこまですごいかと言うと各企業がタブレットを出すまでになった。

 

だからその人が、社会の雰囲気を読んで、新しいものを世の中に出して大成功をする。その人が死んじゃったら、なかなかうまくいかない。新しいiPadを作るみたいですけど、高いもので、キーボードも付いていて。しかしジョブズさんが言っていたのはキーボードをつけたら終わりだと。

 

だから、たいへんだと思いますよ。

 

そういうことで、社会のあれやこれや、戦争が、ということより、社会は経済力だからね。経済システムがしっかりしなくてはいけないんです。

経済システムが豊かになってくると、戦争が消えるんです。

経済状況が悪いんだったら、殺し合い文化があらわれるんです。

 

これは怒りと欲の競争なんです。

怒りがあるところは欲が活動しない。

欲があるところに怒りが活動しない。

両立はしません。

 

戦争してハチャメチャになるか、一生懸命頑張ってすごく贅沢に生きるかどちらかなんです。戦争しながら豊かになるということはあり得ない。戦争しながら豊かになるということはまるっきり違う。あり得ないんです。

みんな分かっていないのは、人間はこころで生きているということです。こころの法則がわかればすべてわかる。

 

NHKがいろんな国へ行って多額の取材費を使って、大量にデータを集めて一時間に縮めた番組を見ただけで、わたしは、「おかしい、勘違いだ。ピント外れだ」と分かるのは、わたしが頭がいいからでも経済学を知っているからでもない。ただ、こころの法則をしっているからです。

 

こころの法則を知った人には、問題はどこにあるのかと見えます。

(終わり) 

 

関西月例冥想会 2015.09.21

https://www.youtube.com/watch?v=R7k8_Fvqueg

38:00~1:16:00 よりメモしました。

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「安保法案…今の日本で仏教徒は?」シリーズ全4回