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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

今やった行為が、この人生でどう返って来るのか?

因果法則・業(カルマ)・輪廻転生 説法めも

東京月例講演会「徳のある人ない人、あなたはどっち? こころを豊かにする財産運用」2015.10.18(日) 以下はこの講演後の質疑応答です)

質問

「業によって生まれ変わりが変わるっていうお話だったんですけれども、今やった行為が今の人生でどのように返って来るかというメカニズムはどうなっていますか?」

 

回答(スマナサーラ長老)

今、行っている業というのは、一部がこの世で機能するんです。一部だけ。

残りは向こうの(プロデューサーの)利益に入っちゃうんです。

 

ときどきありますね。自分がすごく素直で何も悪いことをせずに生活するんだけど、それほど幸福にならないという場合もあります。

わたしにしたっても個人的にね、なんの悪いこともしていない生活をしてるんだけど、結構言われますね、いろいろと。(笑)

 

日本の皆様に言われることは全然気にしないし、それはわたしが悪口ばかり言ったりしてるものだから。それは(日本の皆様の)知識をちょっと刺激してあげたいだけでね。

 

でも自分の仲間に、なにかしらいわれると、「あ、これは業だ。仕方がない」ということにしているんですね。「はい、どうぞ」と。

 

そういうこともあるし、とにかくこの世でわれわれがやることの一部は、自分に返って来る。この世でいいことをするということは、自分が感情を抑えているということなんですね。だから、今の人生を自分がそれなりに、監督の指令で、変えているんですね。

 

いい例を思い出しちゃった。

ビートたけしさんがいますね。すごい能力あるかたでね。

何かの映画の場面で、人を殺す場面なんですね。俳優さんが演じたら、「違う、違う」といって、「そうじゃなくて」といって、たけしさん本人がピストルで撃って見せるんですね。演技ですけど。ものすごく残酷。「こういうふうにやらなくちゃいけない」と。だから、ビートたけしさんが、優秀な監督でもありますから、その場面をどう監督するべきかと。他の俳優さんがやった演技を生ぬるいと。人を殺す場面だから、見ている人がみんなびっくりして「なんて残酷な人だ」と思ってもらわなかったら、いい演技じゃないんです。

 

そういうことで、われわれは善行為すると、いい監督を雇っていることになります。

そのぶん、いい方向に行きます。

 

それだけですね。

この世でも結果はあります。今日の講演は、この世で、この人生をプログラミングすることを話しました、まず。この人生を幸福にプログラムすることも、いま行っている善行為なんです。次に話したのは、それで終わらない、という話なんです。

 

業にいっぱい収入が入っているんです。その方が大量です。

 

だから、われわれがね、何か品物を一つ買うと、店にはちょぴっとしか利益が入りませんね。しかし、その品物を作った会社がたくさん金をもらっているんです。

電子時代だから、ときには会社が特許だけ取って、みんなにそれを売るんです。品物を作りたい人々に、特許を売っている。生産は何もしないで金を儲けている。そういうふうにおおもとがたくさん金を儲けます。「おおもと」というのは業ですね。

 

わたしたちには、この人生で使える業というのは決まっていて、ほんのわずかです。

 

そういうことで、この世で人生は幸せになります。

ときどきわたしは、「過去を忘れてください。将来も忘れてください」といいます。

将来生まれ変わることはどうなってもいいんだから、今いい人間になってください、という、単純な、短絡的な言い方も、法話ではする場合もあります。

 

 

下記講演会の質疑応答よりメモしました。

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