ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

業をマネージメントする(4)業がログイン

業をマネージメントする(3)業は無量から続きます)

どなたにでも、無限の業があるんです。それで何か見えます。差別できないんです。生命差別は不可能です。「あなたは不幸な奴だ」「あなたは幸福な奴だ」と、人を差別することは、とんでもない悪業になります。犬であろうが、猫であろうが、人間であろうが、大統領であろうが、総理大臣であろうが、みんな無限の業を背負っているんです。犬はかわいそうでもないし、総理大臣が幸せ者でもありません。

 

「わたしは本当に不幸な奴だなぁ」とかね、そう思うのは頭が悪いだけ。自分に全く関係のない別の業と比較するんです。これはあり得ない話ですよ。比較するのは同類の間でしょう? 蛇と鳥が、お互いにどちらがカッコいいか、話し合うようなものなんですね。白鳥と鳩が、どちらのほうがカッコいいかという話は成り立ちません。カラスと白鳥のどっちがカッコいいかと比較しても意味がないんです。

 

ですから、わたしたちは一人一人が「個」なのに、あの人と自分を比較する。それで「わたしは不幸だ。誰にもかなわない不幸だ」ととんでもない悪思考を作っちゃう。だから比較すること、それ自体を仏教では断言的に禁止しています。比較するんだから、怒る・嫉妬する・落ち込む・強情になる、あらゆる煩悩が生まれる。それも無知のせいなんです。業という怖い存在の立場からみると、いつだって、わたしはわたしで、あなたはあなたなんです。これは比較できん。

 

どんな個も無限の業を背負っています。そういう時点で、「生命は平等だ」とするんです。アリ一匹も、わたしも、平等なんです。「お前なんだ、アリだろう」というのは、業を知っている人は、知っているというより気をつける人は、そう思えないんです。

 

みなさまね、インターネットとか結構使っていますね。有名な単語ありますね、ログインというね。いろんなサイトに、ログインしなくちゃあかんでしょう。iTunesで音楽を買おうと思ったら、まずiTunesのIDでログインしなくちゃでしょう。ログインしたら、そこで売っている音楽やら、映画やらを買えます。が、Amazonで売っているのもは買えません。どう頑張っても。

 

iTunesではまともな本を売っていないしね。だからやっぱり、Amazonにアクセスしなくちゃいけない。それで、Amazonのパスワードでそちらにログインしなくちゃ。そうすれば、Amazonで売っているものを買える。スーパーみたいに、いろいろなものが買えますね。わたしは本しか買いませんだけど。それで、日本では楽天というサイトがありますけどね、Amazonにログインして、楽天のサイトでは買えないでしょう? 

 

ですから、ログインという言葉を覚えておいてください。ログインすると、ある範囲だけOKになりますが、他は不可能ということになるんです。

 

そこで業っていうのは、生命が生まれると、一つのセクションにログインされるんですよ。みんな同じですけど、たとえばアリとして生まれたら、そこでアリの世界にログインされていてアリの世界の苦しみも楽しみも幸福もすべてOK、受けられますけど、猫の世界はアウト。ゴキブリを追っていって遊んでやろうとしてもそれはできない。不可能です。アリはアリの世界で、楽しく生きています。

 

業が猫にログインされると、猫の世界で生きていなくちゃけないんです。われわれは、たまたま、人間という世界にログインしちゃったんです。どんな世界にログインするのかというとき、あの無限の業の中で一部だけ機能する。他は、そのまま。そうなってくると、いいサイトにログインしたいと思わない? くっだらない、たとえば、いろいろなものを売っているサイトがあるでしょう。お金を払っても品物が来ないとかね。だったら信頼できるAmazonにログインして買っちゃいます。

 

そういうことで、いいサイトにログインしたら問題ないんだよ、という感じです。どんなサイトにもパスワードは持っています。生命の中で、われわれはあらゆる生命になるパスワードは持っていますけど、忘れているんだから、知っているパスワードで知っているサイトにログインするだけです。

業をマネージメントする(5)猫のマネージメント能力 に続きます)

 

(関西定例冥想会 2011.12.11

http://www.voiceblog.jp/najiorepo/1627672.html よりメモしました)

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