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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

業をマネージメントする(6)理性を入れる

因果法則・業(カルマ)・輪廻転生 説法めも

業をマネージメントする(5)猫のマネージメント能力  から続きます)

わたしたちの過去の業は、無量ですから、何が回って来るか分からないんです。性格はどういうふうに突然変わるか分からないんです。ものすごく危ない。

 

原発と同じなんです。あのように湯沸かし器で電気を作る間はいいんだけど、その分、とんでもないものが溜まるんですね。いまだに、廃棄物をどうするべきかという方法さえもないんです。ただ科学者が、とにかく湯沸かし器を作りましょうと、ほかの問題を考えていないんです。ただ、たまたま、放射物質で体が壊れるんだと分かっただけで、研究はしていません。

 

国が定めた基準とか、どんな根拠で基準を定めたんでしょうかね? 何もない。ただの信仰と同じです。題目を一万回唱えたら商売繁盛するんでしょう? それと同じです。それだったら、体に入ったセシウムをどうやって排出するのか。セシウムはほかの物質と似ていますからね。これはどうすればうまく使えるのかという研究はしていないんです。たとえば、セシウムが入った粉ミルクを子供が飲んでも、「大丈夫、これを飲めばセシウムが変化して成長ホルモンになりますよ」とか、そういう研究はないんです。

 

だから、われわれの業というとはそういうふうなもので、美しい滝もあるし、山もあるし、まぁいいんだけど、山が崩れたらどうするのか? 山は美しいと同時に大雨が降ると山崩れが起きます。川は美しいと同時に、氾濫するとみんなが亡くなってしまいます。

猫は、「なんて美しい川だ」とは思わないんです。世界中の猫にアンケートで聞いてみてください。「富士山は美しいと思いますか?」と。どの猫も「知らん。無関心や」と答えるでしょうね。

 

富士山は美しいと思うのは、われわれ人間の業の世界なんです。富士山は険しい山でしょう。命を懸けて登らなくちゃいけないし、足を滑られたら大変なことになるでしょう。とんでもない山ですけど、美しいと思っちゃうんです。それが人間の世界。山の上にのぼったところで、宗教まで生まれてくるんですね。神社を作って拝んでいるんです。神っていうのは、まともなところに住んでいないんですかね。

 

わたしたちはこの世の中に生きているんだから、どうなるかはわからないでしょう。車の運転をするときは、事故を起こさないようにするのが人生の管理でしょう? それも言ってみれば業の管理なんです。しかし、業が、自我を張って勝手に思考パターンを作っちゃうんと死んじゃいますね。「なんで俺の車を追い越したんだ」と自我を張ってスピードを出したところで高速道路で事故を起こして死んじゃったとか、そんなケースはいくらでもあるでしょう?

 

それは、業に負けちゃったんですね。業の管理をしていなんですね。業が「食いたい、食いたい」と言っている場合は、その人の業なんです。それで手に入るものはなんでも食っちゃうと、業の管理にはならないんです。「食いたい」と思っても、選んで食べます、と。量を知って食べますというところで、業を管理します。それで事故を起こさないんです。*1

すべて業ですからね。女の人を見たら手を出す男の人もいるでしょう。先に手を出すんです。それから誰かと調べるから、大変なことになります。これは業の管理じゃないでしょう。業が、われわれにあれやれ、これやれと言っているんです。そう言っていますが、理性を入れて、業がやりなさいと言っていることを、管理したうえでやることが、業の管理術です。

業をマネージメントする(7)最終回 に続きます)

 

(関西定例冥想会 2011.12.11

http://www.voiceblog.jp/najiorepo/1627672.html よりメモしました)

 

因果法則・業(カルマ)・輪廻転生 カテゴリーの記事一覧 - 瞑想してみる

すべての「説法めも」を読むには:【目次】説法めも

*1:「お釈迦さまは、食べ物と食べ物に対する愛着については語られています。出家が食事をいただくときは、このように観察して食べなさいと作った言葉があります。

「私はよく観察してこの食を受けます。この食は楽しみのためではなく、精力をつけるためではなく、良い体格のためではなく、容姿を麗しくするためでもない。ただ単にこの肉体を維持するためである。不快感を控え、修行の支えになるように、この食により、過去の苦(空腹の苦)を無くします。新たな苦(満腹の苦)も起こしません。この食によって、過ちを犯さず穏やかに過ごせますように。」

 出家は必ずこのフレーズを頭で念じて、食しなければいけないのです。……」

引用元:http://www.j-theravada.net/howa/howa197.html

 

参考:「食事の冥想」も載っている改訂版 

自分を変える気づきの瞑想法【第3版】

自分を変える気づきの瞑想法【第3版】

 

 

 

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