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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

長生きしたい(1)

質問

「長老の本で、お釈迦様が、ある家に行って家族全員を祝福しましたが、一人の子供だけ祝福しなかったとありました。その理由はその子が短命だったので、お釈迦様が母親に言って、法事をして『長生きをしますように』とお釈迦様が唱えたら、その子が短命にならずに済んだという話でした。

わたしにも子供がいます。家族が災難に合わないようにする方法は何かありますか?」

 

回答(スマナサーラ長老)

 

誰だって、幸せに不幸にならないで長生きしたいという気持ちは一般論でしょう。皆さんは自分の子供を、と思っていますが、わたしはすべての生命がそうあってほしいと思っていますよ。自分の子供がいないんだからね。誰であっても、幸せであってほしい、と思っているんです。幸せで、元気で明るく、長生きしてほしいと。

 それって一般常識的なことで、そんなに大げさなことではありません。

 

次に、物事を思っただけでうまくいくんだったら、世の中はもうないんです。だって人間が思うことは、破壊的で、怒り・嫉妬・憎しみの気持ちで生きているでしょう。弱肉強食で、俺だけ良ければ知ったことはないわ、という人間だからね。人間の希望通り世の中がいっていないんです。それでよかった、なんです。こんなおそろしい人間の思う通りに世の中が変化しちゃうと、たまったもんじゃないんです。

 

希望がかなわないというと、暗く感じますけど、わたしはそれでよかったと思っています。やっと平和でいられる、この人々の希望が全然叶ってないと(笑)。

 

だからまあ、それを理解してほしい。わたしたちはみんなの幸せを願うべきなんですね。それは仏教だけじゃなくてすべての生命の幸せを願うならば、世の中になんの問題はありません。業は何ですか、と悩むことはなくなっちゃいますよ。全体的に力が集まっているんだからね。ちょっとした不幸っていうのはなくなっちゃうんです。

 

たとえば、地震が来た、津波が来たと言っても、日本人が全体的に力を合わせたら、じゃあ何とかしましょう、とやって終わっちゃうんです。いろいろなものを失ったけれど、たくさんの人に助けてもらって、広いこころで生きられるようになりましたと。世界は家族だけではないやと。慈しみがあれば、災害なんかもうへっちゃらなんです。自然災害は誰にもどうすることもできないからね。それさえも、全体的に力を合わせたらよい結果を出して終わっちゃうんですね。そこまでみんな、慈しみを育てないでしょう。

 

まだまだ、こころがね、道に入っていないんですね。頑張ってください(笑)。もっと素直に、もっと正直に。正直と言っても、自分を直す目的でやってください。わたしの自我を何とかしなくちゃと。正直にやると感じられるようになります。

長生きしたい(2) に続きます)

一気に飛ぶ: 最終回・長生きしたい(4) - 瞑想してみる

 

関西定例冥想会 2015.12.20

https://www.youtube.com/watch?v=wweFviyFqdk35:00~より聞いて書きました。

f:id:thierrybuddhist:20160106111051j:plain 

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