ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論、実験結果

器より中身が大事 - 言葉遣い(2)

(前回 良い感情で良くない言葉を使うことは可能か? - 言葉遣い(1)から続きます)

言葉に困ることないんですね。

どんな言葉を使ってもいいんです。

でも、言葉は器(うつわ)で、気持ちを運ぶものですからね。

だから器の形よりは、中身の気持ちが大事だったら大丈夫です。

問題ないんです。

 

そこで、花を生ける場合は、やはり器を使いますね。

西洋型の花瓶と言うのは、水を入れる器があってそこにドーンと花を入れておしまいでしょう。

その場合は、決まっている形の花瓶ですね。

しかし、そのほかの花瓶というものはどんなものですかね。特に日本の場合は。

 

平らなものはいっぱいあるでしょう。

水を入れるところがあまりない。

そこで、日本は特に花の芸術がありますから、美しい花を見事に演出させるために、花瓶と言う言葉を使っているんです。

そこで、変な形の、カッコ悪い形のものにも花を活けちゃうんです。

カッコ悪い器にも、ドカーンと美しく、花の存在をアピールする。

それはわたしたちにはできない。

花の先生でなければね。

 

言葉ってそういうようなものなんです。

すごく上手に使う人は、単語はあまり気にしないんです。

どんな単語でも、美しく演出することができる。

それが下手な場合は、気をつけたほうがいいんじゃないかなと思います。

 

とにかく、善い・清らかな気持ちで・感情で・美しい感情でいたほうが、安全・無難・完璧です。

それで、言葉が決まっている意味も持っていますから、(誰にでも適していることは)言葉を使って清らかにするしか、他の方法がないんです。

 (次回 意味のある言葉で冥想が成り立つ - 言葉遣い(3)に続きます)

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<東京法話と実践会 2016.03.13

http://www.ustream.tv/recorded/84412689

40:00~1:10:00頃より書きました。>

 

目次4‐五戒/ 殺生/因果法則・業(カルマ)・輪廻転生

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