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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

シガーラ経- 物惜しみの性格とは?(4)

説法めも 欲・怒り

前回

「幸福にさようなら」- 物惜しみの性格とは?(3)

 

建物を作る場合はハッキリしているでしょう。

マイホームとかね。二十年、三十年と。二十年というのは、そこに自分が住んでメンテナンスをするならばなんです。家を作ってカギをかけてどこかへ行ってしまえば、家が潰れちゃいます。家がもつのは、そこに二十年間住んでいるならばなんです。

 

だからお釈迦様が、「人間の悪い癖で金も物も貯める。いろんな物を集めて貯めちゃいます。この病気は治せません」と。

何か見つけたら持って来て家に置いておく。その病気は治せませんから、そこでお釈迦様が使い方を教えています。

 

シガーラ経典で出てくるのは、金の貯め方ではなく使い方なんです。

貯めることはダメと言ったっても貯めちゃいます。

おもしろいのは、ご飯を食べてちょっと残っちゃうでしょう。それをラップで包んで冷蔵庫に入れちゃうんですね。なんだこれはと。

きゅうりを半分使って、残り半分を明日にと、ラップで包んでしまっておく。しかし明日も明後日も食べられないんですね、考えてみれば。しかし捨てられない。腐ったら捨てるという。あれはやめてほしいんですね。腐ったら捨てるんじゃなくて腐る前に捨ててください。その方が気持ちいいでしょう。

 

わたしもスーパーに行くと、こんなおもしろいものがあるんだ、とか思ったりしますよ。でも買いません。計算するんですよ。「明日食べられる? いえ、明日はあそこに行くんだから食べられない。明後日は? 明後日はあちらへ行くんだから……」とそうすると、三日、四日後なんですね。それなのに買って置いておく? さよなら、買わない。

 

それで後になってから、スイカ買いたかったね、と思ってもスイカがないんですね。高くなっているとかね。だから、安くいいものを買える日もあるんだけど、だからと言って買っちゃうと、結局わたしは捨てる羽目になっちゃうんですね。

 

わたしは三日、四日間家を空けちゃいますから、それを考えて、後でスイカの八分の一カットを買っても儲かっていると思いますよ。スイカ一つの値段と同じ八分の一カットを買うとかね。それでもいいやと思います。

 

ですから、良く憶えておいてください。

どうやって儲かるか、貯めるか、ということはそんなに大したことはないんです。皆様が聞きたがるのは、儲かる方法ばっかりなんです。説法するときでも「いかに儲かるのか」とそればっかり教えなくちゃあかんですよ。

 

一番学ぶべきなのは使い方。

(続きますhttp://thierrybuddhist.hatenablog.com/entry/2016/07/22/040000

 

関西月例冥想会 2016.6.19

https://www.youtube.com/watch?v=_HKuPEM2Ze0 を聞いて書きました。

 

 お釈迦さまが呑気に遊んで暮らす青年・シガーラにおこなった、長い長い説法をまとめた経典「シガーラ教誡経」。財産を守り、人間関係の落とし穴を避け成功するための心得が、厳しくも温かい言葉で語られています。その経典を、スマナサーラ長老が今の生活に即するように講義してくれたのが本書です。 (作品紹介より)

 

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