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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

悲しいお金の使い方 - 物惜しみの性格とは?(5)

前回

シガーラ経- 物惜しみの性格とは?(4)

 

使う人は幸せなんです。

使うことで物は消えます。一つは捨てるんですね。捨てたことは逆に言えば投資なんです。置いておいちゃうとどちらでもないんですね。

おいしい弁当を食べたことは、肉体に投資したでしょう。それから肉体を使えるでしょう。弁当代金は払って消えちゃったんだけど、肉体を動かして、また儲かっているんです。だから、使うこと自体がある程度で投資にはなります。

 

悲しい使い方を、お釈迦様はおっしゃっていますね。

財産をいくらか貯金してください。このシガーラ経にありますよ。何かあったら使いますよ、というのは悲しい使い方なんです。

いわゆるこの、災害はわからないんだからね。災害では役に立ちますように、と。しかし、災害で貯金を使うのは幸せじゃないでしょう、本当は。でも何が起こるかわからないんだから、念のためにいくらか財産を置いておく。それは皆さまによく理解できることですね。仏教的に言えば、そのセクションが悲しいんですね。暗いんです。

 

なぜかと言うと、災害が起きなかったら、使うチャンスがまったく出て来ないでしょう。でも災害が起きなかったから幸せなんですけどね。災害が起きてそのお金を使っても、災害のダメージに対して一対一にはならないね。

 

それから年寄りがね、わたしもそのメンバーですけど、なんの躊躇もなく薬やら治療やらお金を払っちゃいますね。これは高いでしょうと聞かない。お医者さんが、「この治療はこれくらいかかりますよ」と言っても、「いいですよ」と。

年寄りは自分の健康に対してケチりません。あれは悲しい使い方なんです、本当は。

 

もう壊れかけているんですよ、身体は。

もういくら頑張っても元に戻らない。この間わたしも同じことを医者に言われたんですけどね。なんとかまあ、あと一か月間くらいは持ちますよとね。だからその程度、手当てしてあげますと。もう崩れてきますよと。わたしは何も言わないんだけどね。言わなくても知っていますよという調子でいたんだからね。

 

それでもね、心臓が弱くなるわ、肺が機能しなくなるわ、それでもちゃんと機械を買っていられるならば、ある程度で幸せなんですね。でも、大幸福っていうことはちょっと言いづらいですね。

 

若いときから、収入を得る年になってからも、学んだ知識はすぐに使えるからね。

だから子供のときでも、学んだものは使える。そうすると結構幸せで楽しくなってくるんです。それで収入が入るようになってくると、使い方を学んでいくんですね。それで幸せになる。

(続きます)

 

関西月例冥想会 2016.6.19

https://www.youtube.com/watch?v=_HKuPEM2Ze0 を聞いて書きました。

 

参考書籍:

死すべき定め――死にゆく人に何ができるか死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

 

 

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