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Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

こころの安らぎと体の健康はいかに成り立つか?【施本紹介1】「WHY WORRY!」-K.スリダンマナンダ大僧正

過去にいただいた施本を、ぽつぽつご紹介していきます。

 

第一回目はこちら。

「WHY WORRY! LIVE WITHOUT FEAR & WORRY

第三部 幸せをつくる」 K.スリダンマナンダ大僧正 出村佳子訳 2008年1月発行

 

《目次》 

第一章「幸せの見つけ方」

幸せを探して

子供のいない妻

幸せの作り方

天国と地獄はどこにあるのか

幸せはどこに?

幸せな人は服を着ていなかった

 

第二章「幸せを見つける――争いと対立の中で」

世界戦争と不安

平和を築く

世俗の喜びを越えて

   

第三章「道徳――生命の尊厳」

善良な人はどこにいるのか?

善い癖と悪い癖

聖典の奴隷にならない

若者と道徳

善い人になるか、善い行為をするか?

性格の改善

   

第四章「運命は自分しだい」

運勢のせいにしない

運命は自分でつくる

 

   

《ここからは内容を一部抜粋してご紹介します》

第二章「幸せを見つける――争いと対立の中で」

平和を築く

 

争いや対立に時間と精神的エネルギーを費やしているかぎり、わたしたちは幸福で平和な生活を送ることはできません。平和に暮らすためには、ありとあらゆる争いをやめなければならないのです。争いをやめると、こころは幸福の道具になり、社会に危害を加えることもなくなります。目に見えない巨大なこころは、悩みや苦しみをもたらす代わりに、幸福をもたらすようになるのです。

 

たとえば身体に腫れ物(おでき)ができたとき、その部分を刃物で切り取るだけでは完全には治りません。完全に治療するためには、おおもとの原因を見つけてそれを取り除き、ケアしなければならないのです。

これと同様に、平和を築くためには、わたしたちの行動を引き起こしているおおもとの「こころ」を落ち着かせ、治療しなければなりません。

落ち着きは、ものごとを正しく理解することから生まれてきます。大切なのは信仰することではなく、道徳に基づいて生きることであり、正直に、誠実に、慈しみをもって生きることなのです。

 

多くの苦しみや混乱は、こころをコントロールしないことから生じています。こころは瞬間、瞬間、色(見えるもの)、音(聞こえるもの)、香(におうもの)、味(味わうもの)、触(触れるもの)の対象に触れています。

好きなものも嫌いなものも、ほしいものも欲しくないものも、これらの対象は、わたしたちのこころに次から次へと不安や恐怖、欲望、誘惑を引き起こします。

こころの緊張を引き起こすだけでなく、身体の緊張も引き起こすのです。

 

不安や恐怖が長く続くと、身体は病気になります。

ですから、絶えず跳びまわっているこころを落ち着かせるために、集中力を育ててください。

集中力を育てることによって、多くの問題から解放され、こころの安らぎと、体の健康がもたらされるでしょう。

(終)

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参考外部サイト:スリ・ダンマーナンダ長老の法話集

http://homepage3.nifty.com/sukha/sridhammananda_thero.html

 

訳者・出村佳子さんの最新翻訳本

おススメ度☆☆☆☆☆

アチャン・チャー法話集―第一巻 戒律―

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