前回
どうしても女性だから、なんとかしてあげたい気持ちはずっとあるんですね。
それはなくならないんですね。だったらやることがあるでしょう、世の中でね。掃除してあげる、洗濯してあげる、片づけてあげる、とそういうふうに、いろいろと仲間や友達のところでちょこちょことお世話することで、気分がよくなっていくんですね。
お世話するということは素晴らしいことです。
旦那のお世話は終了しました、子供のお世話も終了しました、それだったらまあ、適当に、気楽にあまり責任感もなく、いろいろちょこちょことお世話してみる。
子供のお世話をするときは、すごいストレスでしょ?
ものすごい責任感があるんだからからね。
どこかにボランティアを頼まれたら行く。
ボランティアで行くんだからね、やりたい分をやって、さよならと帰るだけですから、すごく気持ちいいんですよ。だから明るい人生が待っていますよ。楽しい人生がね。企画によりますけどね。
それはちゃんと企画してください。
旦那には、「じゃあ、あんたも楽しく頑張ってね」とかね。
「何かやってほしいことがあったら、遠慮しないで言ってください」と、きれいに見送ってください。楽しく。「よかったね」とかね。嫌な顔しないでね。
そうすると、いい友達になるかもしれませんよ。
元には戻りません。いくらなんでも。
他の女のところから戻っても、あなたの気持ちとして、元の夫とは受け取れなくなりますよ。本当のところはそういう状況なんです。
男が「あの女にだまされた」とかね、「やっぱりお前のほうがいいや」と戻って来ても、あなたは気持ちよく受け入れる? 受け入れませんよ。「この野郎、いまさら」という感じになるんです。
だから、現実を認めましょう。
こころはもう、そんなもんなんですよ。
妄想で、元の状況に戻りたい、ということはあるんですけど、戻れないですね。
現実は、あなたの気持ちも自分の旦那さんに対して変わっているんです。すごく怒っていると思いますよ。そこを素直に認めてください。ごまかさないでね。ものすごく嫌になっているはずなんです。
ひとりで生活するならいくらか我慢できると思いますけど、他の女のところに行っちゃうと、なおさら腹が立ちますね。
(続きます
法話・スマナサーラ長老 関西月例冥想会 2014.6.01
http://www.voiceblog.jp/najiorepo/2047354.html を聞いて書きました。
参考外部サイト:
仏教講義 27.なぜ苦は偉大なる真理なのか (6)何を体得すれば「苦」がなくなるか?(最終回)
しかし私たちは、心が無明で覆われているために「ものごとは止まっている」と勘違いしています。