ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

十二因縁(1)

質問

中村元先生の著作を読みました。

ブッダが初めて覚りをひらかれたときに、縁起を説かれました、と。

無明、生活作用、識別作用、名称と形態、……と続くのですが、一番最初の無明のあと起こる『生活作用』とは一般に生活するときに起きる作用と考えていいのでしょうか?」

 

回答(スマナサーラ長老)

 

そういうふうに、普通の日本の方々が理解できる単語では、因果法則は理解できません。

かなり難しいレベルの話なんですね。

これだけは人間に理解できません、難しいんだよ、とお釈迦様が説かれているところなんですね。

 

学者の方々は、読んでもらうためにシンプルな単語に入れ替えたりするんですね。

それも大変なご苦労なんですけど、結局は元の意味が通じないんですね。

 

中村元先生さえも知らないんです、因果法則ってなんですかと。

知らないことはハッキリしていますね、先生の著作で。ヒンドゥー教のちょっとしたパクリ、という態度しかとっていないんですね。だからあの先生方は言葉に乗っているんですね。真理は言葉を追ってわかるだろう、と言ったところで、インドの言語だからね。すべての宗教が似ている言語を使わなくちゃあかんでしょう。しょうがないでしょう。

 

日本でキリスト教を語ろうが、イスラム教を語ろうが、信仰宗教を教えようが、日本語を使わなくちゃあかんでしょう。そうすると、みんな同じだというのはね、ちょっと言語学に間違って乗っているんですね。

 

そういう問題があります。

 

じゃあ、これから説明しますからよく聞いてください。

しかしすべてではなくて、ちょぴっと理解できるところだけなんですね。

 

お釈迦様が発見した真理っていうのは、因果法則なんですね。

それが理解できないんだから、普通、人間に理解できる真理は何なのかといったところで、誰でも生きることで引っかかっているんだから、そこから説き始めたんですね。生きることは苦であると。渇愛であると。だからあなたは生きていきたいと頑張っているんじゃないかな、とかね。それはわかりますね、なんのことなくね。

 

生きることは大変だ、というのは、あほ以外はわかりますね。

生きていきたいというすごい執着があるでしょう、と言ったら、それはその通りなんですね。これでは苦しみが増えるだけでしょうと。ですから、八正道ということで。

 

そこから渇愛が抜けたら楽でしょうと。

それからちょっとわからなくなるんですけどね、渇愛から抜けたら完全に安楽・幸福・安穏になりますよと。

「あ、そうか」と。「じゃあ、どうやって?」と、それを教えているんですね。

 

因果法則は、お坊さんたちが覚りに達して、それから教えられたものです。

お釈迦様は覚るときは、それを発見したんですね。

 

教える順番では、四聖諦から始めたんですね。

それはハッキリ経典をみるとわかりますね。お釈迦様がわかったことは、因果法則とその逆順であって、それで覚りをひらいて、説法するときは四聖諦という真理四つで説法を始めたんだと。

 

それで仏教をわかってくると、解脱に達した方があらわれてくると、因果法則も教えていくんですね。

(続きます

生きる目的は何か - 十二因縁(2)

 

スマナサーラ長老法話・関西月例冥想会 2013.12.15

https://www.youtube.com/watch?v=4vsnfGBmmrg を聞いて書きました。

 

ブッダの実践心理学―アビダンマ講義シリーズ〈第6巻〉縁起の分析

ブッダの実践心理学―アビダンマ講義シリーズ〈第6巻〉縁起の分析

 

 

参考外部サイト:

根本仏教講義: 14.因縁の話アーカイブ

今月から『因縁』のこと、因果説、縁起説とも申しますが、このことを少々お話しさせていただきます。因果説全体の話となると、それは大変時間のかか る仕事になりますから、今回は修行、瞑想、実践をやっているときに必要な一側面についてだけ、ほんの少し、お話ししたいと思います。ですが因果説というの は、仏教で一番むずかしい教えだそうです。そして同時に大変重要で重大な教えであります。 

 

 

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