ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論、実験結果

自由への道順 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(13)最終回

<前回 こころの病み② - 束縛の多い世の中で自由に生きる(12)

 

自由への道順

  • 節度を守って生きて、真理を発見することに挑戦する。

それだけです。

 

  • 世界と対立しないで調和を保つ。
  • 他の生命の尊厳を壊さないこと。
  • すべての生命に慈悲喜捨の気持ちを実践する。
  • 生きる上で何をしても、適度、適量を守る。
  •  貪瞋痴の衝動を制御するために道徳・戒律を守る。
  • 一切の現象は無常・苦・無我であると発見する。

これで自由になります。

 

生きることと輪廻は、「激流」と言います。

「激流」というのはブッダのことばですよ。

 

我々は激流に流されていて危険です。飛び越えることもできませんね。流されているんです。道順を追って激流を渡るんです。

 

ものすごく広い激流の河に流されているんですよ。飛び越えられませんから、順序を追って、激流を使って、激流の流れを計算しながら、石に頭がぶつからないように気をつけながら、着々と進めばいいんです。

 

渡っている間は、激流が必要です。

流されている自分を救いたければ、激流を使って泳ぐんです。

上手に渡って、解脱・涅槃という安穏の境地に入ります。

 

いい加減なやり方ではなく、お釈迦様のプランがあって、現実を無視しない世界に自由がドンドンと成り立って行くんです。

自由を目指して成長しなくてはいけない。

 

その場合は、激流を渡るという課題が出てくるんです。

それが真の自由です。

(終わり)

 

最初から読む

束縛の多い世の中で自由に生きる(1)

The Desert Road to Monument Valley Utah: Blank 150 Page Lined Journal for Your Thoughts, Ideas, and Inspiration

束縛の多い世の中で自由に生きる~本当の自由とは~ スマナサーラ長老法話 2016.07.17

シリーズ全13回

束縛の多い世の中で自由に生きる(1)

親子が仲良くすること - 束縛の多い世の中で自由に生きる(2)

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SNSの書き方 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(4)

国と国民、それぞれの責任 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(5)

社会の束縛 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(6)

文化の束縛 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(7)

社会と縁を切ったらどうなる? - 束縛の多い世の中で自由に生きる(8)

身体の制限 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(9)

栄養のとり方 - 束縛の多い世の中で自由に生きる(10)

こころの病み① - 束縛の多い世の中で自由に生きる(11)

こころの病み② - 束縛の多い世の中で自由に生きる(12)