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Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

最終回【恋愛】三角関係で苦しい(4 )

<前回 【恋愛】三角関係で苦しい(3)

 

皆様の頭のなかにも、「こうすればいい」「ああすればいい」といろいろあるでしょう。

しかし一つも完璧な答えではないんです。

わたしも俗世間的な答えを出せます。

 

「わたしがこの人を好きだ」というのは脳のカラクリでしょう。

それで欠点を見えないことにしているだけでしょう。

母親が自分の子供が世界一かわいいというのは、欠点が見えなくなっているんです。ただそれだけ。

 

脳っていうのはものすごくいい加減で、適当で、いい加減なデータを取って自分でストーリを作る。

わが子がどんな悪いことをしても母親は認めたくない。「そんなはずがない」と。

それで躾が正しい? うまくいかないでしょう。

それが母親の希望ですかね? いい加減でろくでもない躾をするぞ、というのではないでしょう。しかし結果はよくない。

 

同じく愛着っていうのは、「その人が好きが」となると、その人の悪いところは脳が見ないことにしてしまうんです。

 

だから、言えるのは「たくさんデータを入れてください」ということなんです。

俗世間的な答えを言うならば、「あなたはその人しか見えないのか。世の中を見てください」と。

いろんな人を見ても「あの人しかいない」というならば、病院に行くしかないんです。

人間にとって、「この人しかいない」と言える人間はいませんよ。誰でも不完全だから、ガッチリ合いませんよ。自分とピッタリ合う人間は存在すらしないんです。

 

それは俗世間的な立場から言えばそんなものですが、それでは答えがないでしょう。

またいろいろな人と付き合ってみても、ややこしいことでしょう。

正解は、手放す術を身につけることなんです。

 

手に入れたほうが重い。苦しい。

離した方が楽だと。

 

カバンを持ったら重いでしょう。

置いたら楽でしょう。

 

たとえば、わたしのカバンを誰かが持ち去ったとしましょう。

それでわたしが悩んだり苦しんだりするならば、今もカバンを手放せないんだからね。こころで持ち続けているんです。

 

物体としてなくなっているのに、気持ちではまだ自分の中にあるんですね。

ずーっと。

だからカバンを持って行かれたらかなり苦しんじゃいます。

 

もしわたしは、何かを失くしたら、いたって簡単です。

そんなものは初めからなかったということにする。それで終わり。

誰かが返してきても、受け取りません。「いりません」と。

 

なくなったと分かった時点で、こころでも捨てるんです。

「誰が持って行ったんでしょうか、なんでなくなったんでしょうか」ということは言いません。

 

そういうことで、正解は「手放す」「放っておく」ということです。

 

これは損をすることではなくて、これで得をするべきなんです。

それが法則にのっとって生きることなんです。

法則に従って生きてみることが、科学的な生き方なんです。法則に逆らうことではなく。

(終わり)

 

最初から読む:【恋愛】三角関係で苦しい(1)

Les Demoiselles Aventurières: 10 000 km en Combi, un voyage vertigineux (French Edition)

 

《お知らせ》

11月3日(木・祝)、東京のゴータミー精舎でカティナ衣法要が行われます。

詳細外部サイト:ゴータミー精舎『カティナ衣法要』雨安居明けお布施式

 

カティナ衣法要についてスマナサーラ長老の解説

外部サイト・仏教徒が衣を布施する大法要