子供が絵本を好むようになってから、寝る前に絵本の読み聞かせをしてきました。
基本的に子供が本棚から引っ張り出してきた絵本をいろいろと読んでいました。
そのなかにジャータカ物語もありました。
そこで今回は、おすすめのジャータカ物語の本をご紹介します。
鈴木出版の「ジャータカ絵本全集 」
このシリーズはとてもよいです。ジャータカだからというだけでなく、絵本としての魅力にあふれています。文章も絵も、子供を惹きつける流動感と、読み聞かせる方も安心して読める安定感があります。
1980年代のもので手に入りにくいのですが、図書館で繰り返し借りて読みました。(ご自宅の最寄り図書館になくても、場合によっては提携図書館から取り寄せるサービスがあるかもしれません。ご参考までに)
くじけない人の話 単行本 – 2011/7/23
「はじめはお話が難しくてよくわからなかったけれど、成長するにつれ、じわじわ来る」そうです(子供談)。
ほかのジャータカ本にはない、オリジナリティあふれる一冊。
ジャータカものがたり (スーパーワイド絵本―おはなし世界旅行) 大型本 – 1994/9
「あわてうさぎ」と「そらをあるいたぞう」の2話が収録されています。
これも子供のリクエストで何度も読みました。
ジャータカ物語 単行本 – 2011/2
21話ものストーリーに、なんと1ページずつ切り絵の挿絵がついています。一ページにつき一話でまとめられているためか、文章は少々難しいですが、そのぶん大人も満足度が高いでしょう。
ジャータカ物語―インドの古いおはなし (岩波少年文庫) 単行本 – 2006/8/17
30話が詰まっています。小学校中学年向けですが、年長さんくらいからなら、読み聞かせにもいいのではと思います。
スマナサーラ長老と読む お釈迦様の物語「ジャータカ」 単行本 – 2014/4/18
7話のエピソードが入っています。読み聞かせとしてはちょっと長く感じるかもしれません。小学校中学年以上くらいから自分で読めるかと思います。
スマナサーラ長老の解説付きで、大人にもお勧めしたい一冊です。
施本マンガPDF『五武器王子の物語 ~智慧は最強の武器~』 - Theravada Online ゴータミー精舎日記
マンガは子供たちも大好き。子供がちっちゃいとき、文字が読めなくて一人でこの本の絵だけ追っているなんてこともありました。
また、ジャータカ絵本の施本で、ウサギのエピソードを元にしたものもありますが、PDFはないようですので、下のリンク先をご参考までに……
ジャータカ物語 兎の話
ちなみにジャータカ物語は、お釈迦様の前世物語と言われています。
その底流にあるメッセージは、「いい人間になってほしい」という親心のように思います。
ジャータカ物語ではないですが、子供たちが好んで読む本と言えば、こんなものも。
怒らない練習 単行本(ソフトカバー) – 2013/4/25
今日を充実した一日にするための 日めくり ブッダの教え ([実用品]) カレンダー – 2016/8/26
しりあがり寿さんの絵が、子供たちにも訴求力を発揮しているようです。
実際は漢字が難しいので子供はあまり読めないのですが、「読んで」と大人に言うときもあるし、じーっと眺めていることもあり、子供の様子を観察しているとおもしろいです。
まだほかにも子供向けの本はいろいろありますが、今回はこのへんで。
どうぞよい週末を。