ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

結婚相手を見極めるポイントを教えてください

質問「結婚する相手を見極めるポイントを教えてください」

 

回答(スマナサーラ長老)

結婚するのはたいてい若い人でしょう。何も理解できない歳で、感情で生きている一番バカな歳なんですね。われわれにとっては若い子というのは楽しいんですよ。なんでもバカな事ばっかりやって、それでも楽しく生きているんですね。

年寄りはそんなにバカなこともできんでしょう。

 

人生の中で、理解能力が最低なときにみんな結婚するんだから、結論は、誰の結婚もうまくいっていないということなんです。

どんな人も結婚相手を決めた判断が間違っていたということです。

 

誰でも自分に合わない人と結婚していますよ。

 

そういうことで、そこは気楽でよろしいんです。

しかし、ポイントがあります。

 

犬猫でも蹴ってはいけませんね。それはけしからんですよ。

殺生は当然ダメでしょう。

 

そこで、人間同士で暴力をふるう性格がある人は、捨ててください。

男性だけじゃないよ、女性も結構暴力をふるいますからね。

 

男性と女性の暴力で違うところは、男性は1分間、強い暴力をふるう。女性は3時間、弱い暴力をふるう。どちらも相当効きますよ。

 

そういう暴力だけ、若い子たちは自分の恋人が暴力をふるわないかテストしてね。

暴力をふるうかふるわないか。突然怒り出すか怒り出さないか。それをチェックしてください。突然怒る人なら、「わたしはあなたのことをすごく好きだったけど、今日からさようなら」と。

 

結婚する前に、そのテストだけやってみて。暴力をふるうかふるわないか。突然怒り出すか怒り出さないか。

 

それから、正しい結婚生活をしたければ、こうするんです。

「この人は変わらないんだ。何をやっても。だから人を変えることは無理だからやめよう」

 

女性に多いんですよ、これで悩むのは。男を改良して、変えようとしている。自分の好きなようにプログラムしようとしているんです。これはできない。だからそれをやめる。

 

男もそうなんです。女を自分の好きなように変えようとする。女はずるいんだから、変わったような顔を見せる。でも決して変わっていないんです。男は下手だから変わったような顔を見せないんですね。

 

だからそこが大事なポイントです。結婚してから死ぬまで、二人ともそれぞれ違う人格を持っている。われわれはドンドンそれに慣れちゃえばいいんです。

慣れちゃえば、お互いに対立が起きません。

 

だから、幸せな結婚の秘訣は、相手の性格に慣れてしまうこと。自分の性格を変える必要なはないんです。相手にも自分の性格に慣れてもらいます。それで一人一人の、独立性も人権も個性も守りつつ、二人が友達で仲良く一緒にいる。

 

友だちは相手に説教しないでしょう?

本当に友達っていうのは相手のことを認めちゃう。「やめなさい、そんなの」というのはないんです。だいたい友達っていうのは、お互いの長所も短所もよく知っている。それで助けてあげたり守ってあげたり、叱るときは叱ったり。しかし、相手を完全に変えて、自分好みのロボットにしようとはしないんですね。

 

結婚に失敗するのは、お互いに相手をロボットにしようとしているんですね。

それは永久的に成功しないし、だから不幸な結婚生活になってしまう。子供に食べさせたり、学校に連れて行ったりと自分の仕事を忙しくやって、相手の性格に慣れる。相手を変えようとしない。その代わりに相手のことを心配する友達になる。正しい結婚というのは、素晴らしい友達同士なんですね。

 

自分の不平不満があったらへっちゃらで言えるし、相手の不平不満は優しく聞いてあげるという友達同士なんですね。

 

どうしても皆若いときに結婚するんだからね。頭が冴えるようになったらもう歳をとっているんだから、結婚の時期は過ぎていますね。これはどうしようもないことで、自然がそうなっているんです。だから人類はいつでも合わない人と結婚するようになっているんです。これはどうしようもありません。

 

しかし業から考えれば、「なんでこの人と」と思っても、縁があるんですね。だから逃げられませんね。縁があるというのは、お互いにスタディするということ。相手の性格で自分と違うところを勉強して、自分の人格を向上させる。人を学ぶケーススタディ。自分の伴侶を研究対象にする。研究対象をいじったり変えたりしないでしょう。どうなっているのかとそのまま観察するものだから。

 

結婚の場合はそんな程度です、言えるのはね。

(おわり) 

スマナサーラ長老 初期仏教月例講演会「計画する人生」2019.09.24 の質疑応答部分を聞いて書きました。