カメラは早朝の大塔参拝で十分撮影したので、今回はカメラを持ち込まなかった。
持ち込み料はカメラ1台につき100ルピー。
大塔では、スマナサーラ長老と読経をして、長老の法話を聴いた。
それから、お釈迦様が覚りをひらいた菩提樹の前で、一人ずつ長老から黄色の聖糸を手首に巻いてもらった。
その後、第七のティーチャヤ*1まで解説を聞きながら礼拝して歩いた。
他の仏跡でも同じなのだが、大塔の中ですらお坊さんのような衣を着た物乞いがいて、お釈迦様に想いを馳せているとお金を要求してきたり、石柱などに貼る金箔を実際の20倍くらいの金額で売ろうとしてくる。
インドの街中に物乞いがいるのは慣れていたが、聖地の内部にまでいるとは想像していなかった。
大塔からホテルへ戻って昼食を食べ、その後、ホテル近くの日本人住職がいるお寺へ行き、スマナサーラ長老の法話を聴いた。
その日本人のご住職は、およそ10年間日本とブッダガヤーを行ったり来たりしながらお寺を守っているとのこと。
今回のように大勢の日本人が訪れるのは、近頃では珍しいそうだ。
ブッダガヤーにタイ人の団体は増えているが、日本人の訪問数は減少の一途だという。
次の日は、今回三番目の聖地ラージャガハへ向かった。(続く)