デーヴァダッタ(お釈迦様の妻だったヤソーダラー夫人の弟。出家してお釈迦様の弟子になった)がアジャータサットゥ王をそそのかし、その父親であるビンビサーラ王を幽閉させたと言われる牢獄趾。
「アジャータサットゥ王はお釈迦様の説法『沙門果経』を聞き、仏教徒になりました。説法が終わって、アジャータサットゥ王が出て行く時、お釈迦様がこう言います。『あの人は、あの聖なる父親を殺さなかったならば、この座を立つ時は覚っていただろう。結局、自分で自分の幸福の道を閉ざしたのです。それでも彼には、これからはいろいろな良いことがあるでしょう』と。それからアジャータサットゥ王は、たいへん熱心な仏教徒として生きていきました。
(中略)
アジャータサットゥ王はどうなったかというと、
お釈迦様の予言*1通り、自分の息子に殺されてしまいました。
p258-p259より引用
次は、霊鷲山へ向かいます。(続く)
*1:父親のビンビサーラ王と同じように、親バカが原因で将来ひどい目にあう、というもの