怒りに対してつい怒りで応じてしまいます

Q６「怒りに対してつい怒りで応じてしまいます。

冷静に対処すべきであること、怒りに怒りで返してはいけないという認識はあるのですが、理不尽な要求などに対し、苛立ちを滲ませた自分の声を自分の耳で捉えてから、「あっ！しまった！怒ってしまった！」と遅れて気づきます。

その後も怒りを鎮めるのに時間がかかり、恥ずかしい気持ちになります。

怒りっぽい自覚のあるヴィパッサナー初心者です。どのような心持ちで、乱暴な人に接するべきか、アドバイスをいただけませんでしょうか？

（25:30~最後まで　約4分）

怒りっぽくなる性格だったら、ゆっくり時間をかけて自分を戒めた方がいいっていうこともありますね。癖で怒ってしまうんですね。つい、怒るっていうね。

これ、怒りの特色なんですよ。ゆっくり怒ることはないんですね。誰だって（笑）

パッと、爆発する。爆竹が、パカンとやったような感じで怒っちゃうんですね。

これって怒りの一番たちが悪いところですね。

だからあの… 仕事に行く前からもね、

「今日は怒りませんよ、今日は怒りませんよ」とか自分に言い聞かすんですよ。

だから人の話聞いて、理不尽なことを言われたりまあ「それでも怒りません、それでも怒りません」

「それでも怒りません」と自分自身の心に言い聞かせてあげてください。

すぐ治ると思います。すぐと言ったってもまあ何日か余裕を置いてください。

それで１日でも、１日ではなくて半日でもうまくいったら最高でしょ？

例えば「今日は怒りません今日は怒りません」とか、ほんとにハチャメチャな屁理屈の腹が立ってしょうがない話を相手が言ってるのに「でも怒らないで聞いてあげよう。怒らないで聞いてあげよう」と、自分がそうやって念じる。

それで、午前中だけでもうまくいったらすごい成功なんですよ。

それでその成功を喜んでください。

午前中は全然怒らなかったよとか。

そうすると「では午後も頑張ってやる」ということになってくるんですね。

そういう風に訓練すれば、すごく明るく心は怒らない方がよいとわかるんですよ。

怒ることの解毒剤は、笑いなんですね。

だから何か冗談言って、何か笑顔みせて。自分に怒り作ってくれる相手の心が喜ぶようにね。

楽しくなるように。なんか相手が笑ってもらうようなことを、何か工夫できれば、ものすごく効果的だと思いますね。

だから怒りの解毒剤は、笑いだと思ってください。

すごく笑うことを慣れてください。

まあふざけたり冗談を言ったりネタを作ったり、下手なネタでもいいんですよ。

ダジャレでもいいでしょ。人が何言ったって自分が楽しければ。

そういう風にまあ… 笑いに溢れた精神を育ててみてください。

(了)

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