ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

本当に価値のあるものに気づくには?

質問

「先ほど専業主婦が総理大臣よりも立派な仕事だというお話*1

がありました。そのように表面的にはわからない、本当に価値のあるものに気づくには、どうしたらいいでしょうか?」

 

回答(スマナサーラ長老)

 

わたしたちは順番で、まず人間の命を大事にするということがあります。

それから生命の命を大事にすると。これが基本であって、経済学じゃないんです。数字じゃないんです。なんでも金額で、専業主婦の収入はゼロというのは何を言っているんですかね。専業主婦は命を助けてあげているんです。本当はお金で計算できない、単純な数字で計算できない仕事をやっているんです。じゃあ、命を助けてあげたら、これは100万? 10万? 

 

経済学者ですよ、政治家ですよ、世の中をハチャメチャにしているのは。

全部存在すらしない数字で計算する。これは品物が動くときでしょう。例えば50万円の給料をもらう。これは50万円は品物の動きで計算するんですね。家賃はどれくらいか、家族三人ならば、生活費はどれくらいか、食べ物の値段や薬の値段を考える。そうやって品物の動きで計算しているんです。それがあかんです。それはそんな大した大きなファクターじゃないんです。やはり金額を決めなくてはね、いくらでも給料を払えませんからね。最初は人に頼む場合は、われわれも見積もりを取ります。しかし、お金は欠かせなくてこれこそ、というのはやめてほしいんですね。だから、人が命を助けてあげることはものすごく評価しなくちゃいけない。それだったら専業主婦というのはいつでも一位になるんです。医者の仕事よりも。世界的に有名な外科医かもしれませんが、あの人も自分の奥さんに面倒を見てもらっています。自分の子供たちに「お父さん、遊びましょう」と言われる時の喜びが必要なんです。それがなかったら何もできなくなってしまいます。

 

幸せな楽しい家庭から社会にでる連中が、社会でも明るく元気で頑張っているんです。

だからそちらに生命エネルギーがあるんですよ。金にそれがないんです。そういうことで、わたしたちはもうちょっと、命をそういう次元で見た方が、より平和なより豊かな社会が現れるんですよ。

 

ときどき女性たちが、われわれが疲れちゃって元気が無くなっている時に「あなた大丈夫?」と聞いてくれるでしょう。そうやって女性に聞かれると、本当に大丈夫になっちゃうんです。あれはすごい力なんですよ。だから命を助けているんですね。そういうふうになった方がいいんじゃないかなと思いますよ。

 

金だけの世界だから、命を粗末にする。テロ行為をやるわ、人を殺すわ、爆弾を落とすわ、街を一つ作るために30年、40年かけて橋を作ったり道路を作ったり店を作ったりして頑張っているのに、10分で壊す、爆弾を落として。シリアやらいろんなところで、今は殺し合い、殺し合い、殺し合い。あの武器を開発する連中やら戦争ばっかり応援する連中が、国々を支配しているんだから。

 

極端的なことを言うならば、男は政治家になることを禁止しなくちゃいけないくらいなんです。

どんな国でも大統領は女でなくてはいけませんと。日本だったら、総理になるのは女性だけ、とかね。そこまでやらなくてはいけない。これは極端な話ですけど。正しいことでもないんです。腹が立って極端なことを言っているだけでね。それくらい命を破壊しているんですよ、この連中は。われわれに必要なのは、命を破壊する人々ではないんですよ。命を守る人々です。なぜならば、命というのは儚いんです。ちょっとしたことで壊れます。だから破壊者はもういらない。ちょっと足が滑っただけで死にますからね。そこで訓練場でテロリストを訓練するとか、ネットでISISの情報を流しちゃって、メンバーになる。メンバーになるには、誰かを殺してもらわないと、と。アメリカで、突然車で人を轢き殺したでしょう。その人々はまだISISに入ってはないんです。入りたいんです。それで人を殺しちゃう。

 

ではなんで、ヨーロッパにその問題があるんですか。アメリカにその問題があるんですか。自分が蒔いた種です。日本でも無差別殺人があるんだけど、それは日本人の中で精神的にいかれちゃって、社会でうまく溶け込めなくなっちゃって腹が立ったというケースですから、それは国際問題にはならない。

 

日本にたくさん外国人が来るうち半分はイスラム人ですけど、あちらのJICAに来る人々もイスラム人ばっかりですけど、こちらに来たらどこかに爆弾を仕掛けるという気持ちにならないんですね。なぜならば日本人があまり気にしない、イスラム人が何をいうかとね。ですから、人間として外国人としてみてあげているんです。それだけのこと。

 

命を守る人々が必要なんですよ。破壊する人はいらない。どうぜ誰だって死ぬんだから。それでまあ、どうやって人を殺せるのか、裁けるのか、管理できるのかという考えを持っている連中が政治家になる。一番いい例はトランプさんでしょう。嘘を言うわ言うわ、きりがない。

 

そう言うわけでね、だからわたしは大胆な言葉で、国のトップはやっぱり女性になった方がいいんじゃないかなとね。それでも女というだけではダメですよ。能力がなければ最悪ですよ。誰だってどんな仕事でも、能力がある人が自分の能力を活かすと言うね。政治家になる人々には、政治家として人を管理する人の面倒を見る能力があるかないか、あるならば、その人が実行するべきであるし、うまくいっていないのは、全部経済で、お金で計算するんだからね。

 

われわれはより生命を愛する、生命を大事にするような生き方、考え方に変わった方がよりより社会が現れると思います。

(終わり)

 

法話と実践会(スマナサーラ長老)ゴータミー精舎2017.11.12

https://www.facebook.com/jtheravada/videos/vb.138184189576792/1556274701101060/?type=2&theater

を聞いて書きました。

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スマナサーラ長老の法話メモ(@jtba_talk)/2017年11月12日 - Twilog