入滅の地・クシナーラー。
横たわったお釈迦様像が祀られている。
涅槃に入られた後のお釈迦様の体は、マハーカッサパ尊者が到着するまで荼毘の火がつかなかったと言われています。
尊者が到着して礼拝したその瞬間、今までどうやってもつかなかった火が、ボッと自然についたそうです。
マハーカッサパ尊者はお釈迦様と背格好がよく似ていて、その理由もあり、お釈迦様が存命中は社会にあまり出なかったそうです。
お釈迦様が涅槃に入られた後は、お釈迦様の意向を汲んで、残された教団をまとめていきました。
今に残る経典をまとめ上げたのもマハーカッサパ尊者で、その意味では仏教の祖とも言えるお坊様です。
お釈迦様の最期の様子は、大般涅槃経に詳しく残されています。
https://komyojikyozo.web.fc2.com/dnmv/dn16/dn16c27.htm
- 片山一良訳「パーリ仏典 長部大篇I」大蔵出版
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