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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

生クリームを泡立てる

生クリームを泡立てたことがありますか?
イチゴのショートケーキの、あの白いクリームです。
 
あれを作ったことがある方はご存知だと思いますが、材料はとてもシンプルです。
クリームひとパックと、砂糖13グラム程度。それだけ。
お好みでバニラビーンズやバニラエッセンス数滴を加える場合もあるかも。
 
とにかく、それだけの材料を混ぜると、あのケーキを覆う白いクリームが出来ます。
 
問題は、混ぜ方にあります。
 
前提として注意したいのが、パックから出す前に、クリームを振ったりしないこと。
そんなことはするはずない、と思うかもしれませんが、スーパーで買って、自転車の荷台でガタガタと揺らして帰って来たりするのもNGです。
一度、撹拌されて分離してしまったクリームは、時間が立っても元に戻らないのです。
 
さて、それでは、作り方ですが。
まず大きめなボウルに氷水を用意します。
氷水の入ったボウルの中に、きれいに洗って乾かしたボウルをいれます。
水分が残っていると、クリームがうまく泡立たないそうです。
 
そのボウルへ、冷やしたパックのクリームを流します。砂糖を加えて、泡立て器で泡立てます。
 
泡立てます、泡立てます、泡立てます。
ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ……
 
電動泡立て器ではなく、手で泡立てる場合、なかなか泡立ちません。
 
とにかく、休まず泡立てます。
 
乱暴にやると、下の氷水がクリームに入ってしまうこともあります。注意深さはかかせません。
手首が疲れてくるので、反対の手に持ち替えつつ、とにかく泡立て続けます。
 
それなら力に任せて、氷水に気をつけて、うりゃーっと泡立てさえすればいいのかというと、それもちょっと待って下さい。
 
クリームの出来具合を確かめつつやらないと、硬すぎになってしまいます。
作る前に、クリームに衝撃を加えてはダメだったように、ここでも泡立て過ぎて成分が分離してしまうと失敗です。
もう元には戻らないからです。
 
ちょうどよい硬さになってから、成分の分離までの進み方は、今までと違って短い時間なので、微妙な調整と注意が必要です。
調子にのって分岐点を通り過ぎてしまうと、引き返せなくなるからです。
 
でもおそらく、一番アドバイスが欲しいと思うときは、クリームに何の変化もみられないのに、それでも泡立て続けなければいけない時間でしょう。
 
自分は一生懸命泡立てているのに、クリームはいまだ液状に見える。
全然ふんわりしてこない。
手首も痛いし、疲れてきた。
 
何度、料理本を読み返しても、ただ「泡立てる」としか書いてありません。
あとどのくらいの時間、泡立てればいいのかと、嫌になってきたり。
 
でもやるべきことは、やっぱり泡立てることなのです。
たとえ何人も料理の先生がそばに居ても、同じことを言われるだけかと思います。
そのときやることは、休まず泡立て器を回し続けることで、何をしたらいいのかと聞くことではないでしょう。
 
逆に言うと、分離していないクリーム・十分な氷水・清潔なボウルという条件下では、泡立て続けていれば、嫌でも生クリームは出来上がってしまいます。
 
あとは、撹拌し過ぎに気をつければよいだけです。
それは見方を変えれば、よい状態に仕上がったクリームもまた、再びドロドロに戻ることがないということです。
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ブルーベリー・ケーキ
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ローソクに火を付けました
 
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