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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

量子コンピュータが人工知能を加速する

量子コンピュータって? 人工知能はこれからどうなるの? という疑問を持つ専門外の人でも、あまり途中で挫折しないで読めそうだと思った一冊。

量子コンピュータ人工知能を加速する」西森秀稔、大関真之著 日経BP社 2016年12月

 

途中で積読(つんどく)になりにくいと思った理由は、専門用語が平易な言葉で解説されていることと、数式が少ないことだ。

これはどの分野でも同じかもしれない。

 

もう一つ、この本が専門外の読者を惹きつける理由は、最終章のタイトルが「日本が世界をリードする日はくるか」となっていることだ。

ここでは、今後の日本社会への提言があり、それは外に開かれた社会が発展のカギだと読める。

 

たとえばロサンゼルスのGoogleキャンパス内で、量子アニーリング(自然現象を借用したアルゴリズムの一つ。金属を高温にしてからゆっくり冷やすと構造が安定するという「焼きなまし(アニーリング)」の現象を借用したもの)のパネルディスカッションの一枚の写真がある。そこに写っている7人の研究者のうち、アメリカ生まれのアメリカ人はたった一人だという。そのほかは、他国から移り住んできた研究者だそうだ。

 

それと、仏教に親しむ人にとって、量子力学の世界で基礎的に言われているものを仏教的視点から読み解いてみるのもおもしろい。

たとえば、0(ゼロ)と1が同時に重ね合された状態で成立する、と量子力学で言われていることは、仏教の世界では「縁起」として語られていると思う。

 

というふうに、仏教アタマを「アニーリング」できるかも?

 

 

追記: 著者の大関真之氏の最新刊も、おもしろそうなタイトルです。

先生、それって「量子」の仕業ですか? 」         

 

                     

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