ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

覚りの世界

智慧とは、どういうものでしょうか?

質問 「智慧とは、どういうものでしょうか?」 回答(スマナサーラ長老談) そのときどきで、「”こうすればいい、ああすればいい”とわかることが智慧ではないのか」という質問の趣旨でしょう? それには、智慧とは別に、われわれは別な単語を使っています。 …

覚りをひらいたと長老が思われる人は、どれくらいの頻度で現れますか?

質問 「覚りをひらいたと長老が思われる人は、どれくらいの頻度で現れますか?」 回答(スマナサーラ長老) どのくらいの頻度で覚るかというのは、これはどうしても答えられないんですよ。 人間が素直に、素直に言う通りにやれば、一日でも十分なんです。 問…

涅槃を「光」と表現するのはなぜですか?

質問 「お釈迦様は涅槃を、否定形を使って説明されました。 それでも経典の中では、涅槃の説明がほとんどありません。 肯定で説明されるということはあるのでしょうか? A vijjāも、無・明ですが、明というのは光で、結局、物質ではないのかなと。涅槃はそう…

解脱するために出家したほうがよいのか?

このブログの検索キーワードに「出家」「出家したい」がいつも上位になっていますので、関連する法話を参考としてご紹介します。 これは日本テーラワーダ仏教協会の機関誌「パティパダー」2016年7月号のQ&Aに掲載されているものです。その一部分を引用しま…

お釈迦様は解脱後もなぜ冥想した?

質問「解脱したお釈迦様が、その後も冥想したのはなぜですか?」 回答(スマナサーラ長老) その質問は、曹洞宗の一部のお坊さんたちが、明確に間違えであると知っているくせに、言っていることです。 勘違いしないでほしいのは、何かを得ることが解脱ではな…

預流果に達したら妄想癖が一切なくなる?

質問 「預流果に達したら、妄想癖が一切なくなるのですか?」 回答(スマナサーラ長老) いくらか微妙には残る可能性がありますが、自我中心の妄想ではないんですね。 たとえば、なんでトルコで問題が起きているのか? とか、なんでアメリカとロシアが一緒に…

ニルバーナ(涅槃)とは何ですか?

質問 「こころをドンドンきれいにしていって、スッキリと何もなくなった状態になったときに、そこには最終的に何があるのですか? ニルバーナはどういうものなのですか?」 回答(スマナサーラ長老) これは結構聞かれる質問ですけど、お釈迦様は、これは人…

預流果(よるか)と有身見(うしんけん)

(東京月例講演会「徳のある人ない人、あなたはどっち? こころを豊かにする財産運用」2015.10.18(日) 以下はこの講演後の質疑応答です) 質問 「覚りについて教えてください。預流果(よるか)に覚った時、有身見(うしんけん)という煩悩はどう変化する…

預流果のセルフチェック

2015年9月23日(水)秋分の日に、「法話と実践会」が幡ヶ谷区民会館でありました。 会場の規則で動画配信ができないとのことで、内容は @jtba_talk さんの実況ツイートが参考になりました。以下は、そのツイートです。 20150923幡ヶ谷区民会館 Q 預流果にい…

分別は無常を知るうえで必要なものでしょうか?

質問 「最終的に、『差別・区別・分別』*1 を乗り越えるということですが、分別は無常を知るうえで役に立つというか、そのステップとして必要なものなんでしょうか?」 回答(スマナサーラ長老) そうなんですね、必要です。 たとえば土の塊があります。そこ…

解脱者が発見する真理は、お釈迦様と同じですか?

質問 「お釈迦様が、無常・無我・苦と言う真理を発見しましたが、解脱者もそれを見ているわけですか?」 回答(スマナサーラ長老) そうです。誰だって、無常・無我・苦を発見することで覚りに達するんです。真理ですから、仕方がないでしょう。地球の形は誰…

長老は覚っていますか?|自我と執着(後編)

(自我と執着(前編)より続きます) 最終的には自我が錯覚だとわかるんですね。 「わたし(長老)が覚ったかどうか?」というのも、自我で聞く質問ですね。 だからそちらには答えがないんです。「わたしが覚った」と言ったら自我でしょう。 わたしに言える…

どのようにしたら覚ることができますか?

質問 「年も取りましたので、今世で覚るには、どのようにしたら覚ることができますか?」 回答(スマナサーラ長老) 午後、冥想のやり方を教えますからね。それで頑張ってほしいんです。ちゃんと頑張れば、そんなに難しいとは思わないんです。それぞれの人の…

覚りの世界|4ー最終回.それらを乗り越えた境地

(覚りの世界|3.分別 より続きます) 差別、区別、分別、あともう一つあります。 こころは、差別・区別・分別、すべて乗り越えちゃう。それが仏教では、それで生命として終了です。ゴールに達しました。解脱に達しました。もう輪廻転生の苦しみがないとい…

覚りの世界|3.分別

(覚りの世界|2.区別 より続きます) では、三つめの単語。「分別」。 分別能力っているのは、区別能力から生まれるもので、やっていいものとやってはいけないものを区別する能力が分別なんですね。そこで「良い・悪い」が出てくるんです。自我で「良い・…

覚りの世界|2.区別

(覚りの世界|1.差別より続きます) 次の言葉は「区別」です。 区別とは知識世界です。そこで学校でわれわれは何を学ぶのかというと、区別のテクノロジー(技術)を学んでいるんです。 それで勉強すると、われわれの脳で区別する能力が付きます。区別って…

覚りの世界|1.差別

(東京法話と実践会 スマナサーラ長老法話 2015.07.12 http://www.ustream.tv/recorded/67329399(期間限定公開動画)よりメモしました。) 今日、なんか朝突然思い浮かんだ言葉がありまして、それを説明します。 差別、区別、分別という言葉です。 日本語な…