ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

心が悪い状態のとき、対処法は?

質問「心の中で良い時と悪い時の波動があると思うんですけど、悪い時の、怒りがこみあげてくるときなど、そういうときの対処法はどうしたらいいでしょうか?」

 

 回答(スマナサーラ長老)

誰だって心にはいろいろ波があります。それは普通なことです。心がいい時も悪い時も、暗い時もいろいろあるんです。

それはまあ、瞑想して心を成長させて直すもので、そこまでは誰でも心が波打つんです。

 

波というのはどういうものかというと、データに対する反応なんですね。目耳鼻舌身意(げんにびぜっしんい)という六根(ろっこん)がありましてね、そちらにデータが絶えず触れているんです。*1

だから、目に見えるものに心が反応する。耳に、鼻に入るものに心が反応する。舌に触れる味に心が反応する。体に触れる感覚に心が反応する。それからアイディア・概念にも反応する。それで六つになるんです。

 

反応する心というのはいい加減なんですね。

 

たとえば、花を観たら「ああきれい」と反応するかもしれないし、「別に」と反応するかもしれません。データに対していい加減に反応するんだから、誰の心にも波が現れてしまうんです。

 

次の問題は、一つ波が現れると、同じ波になってしまうんですね。ちょっと気分が悪いなあと反応したら、あるときまでそのまま、気分が悪いままに。気持ちいいなあと思うんだったら、ある時間、ずっと気持ちいい時間で、その波になってしまうんですね。

 

そういうことで、波ってエネルギーですからね。波が一つ現れたら、その波が海岸まで来るんですね。すぐ消えてくれることはないんです。だからわれわれの心が、気分が悪いという波になったら、ある時間そのままで、波になってしまう。

それは誰の心にもある、普通なことですと、まず理解する必要があります。

 

わたしはオカシイ、ではないんです。普通です。

 

それで、ご質問ですが、瞑想するときにも教えますけどね、心の状況が悪い時は、何の行動もしない、と。そのまま自分を止めてもらう。なぜならば、悪い波の時行動しちゃうと、悪いことをしてしまうんです。悪いことをしちゃうと、そのデータによってさらに悪い波が強くなって続けてしまう。調子が悪い時、栄養を与えないことに、刺激を与えないことにします。そのままでいる。何もしない。

 

それで、自分の心をチェック。「何もしない時、悪い心は消えるのか、そのままか?」とチェックします。

「悪い状態がそのまんまだ」と気づく。その次、全く違うことをやる。悪い気持に適したことではなく、違うことをやる。

 

怒ってしまったら、それに適したことじゃなくて、反対のこと。笑ってみる。反対のことをやってみるんです。それをやって、違うデータを心にあげるんです。暗くなってしまったら、何もしないでいる。そのまま、暗いままでいるんだったら困ったことで。意図的に明るくなる何かをやる。無理矢理に。いろいろありますよ。自分で、各自で「こうすればよくなる」という方法を発見した方がいいと思います。

 

たとえば、暗い自分でいるときは、散歩してみるとか、それで波を早く壊すんです。

 

ステップは二つです。

  1. 何もしないでいる
  2. 波が消えないなら、続くならば、逆の何かをやってみる

 

そのステップ二つで十分だと思います。

β関西活動報告 : '15 1/12 関西定例瞑想会@マーヤーデーヴィー精舎 ■Q心の悪い波の時の対処法■ よりメモしました)

 

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日本も、何があっても幸せいっぱいの国に。自殺とかしない国になってほしい。

 

 

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*1:


Six Organs (六根) - 瞑想してみる