ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論、実験結果

「文化的なバイアス」から抜けて、お釈迦様の教えを学ぶにはどのようにすれば良いですか?

Q5「文化的なバイアス」、そういうものから抜けて、お釈迦様の教えを学ぶにはどのようにすれば良いですか?

https://www.youtube.com/watch?v=3gLlm-xtNZk&list=PL1eZDr16OMnTPXH8m2qeCb7AyX3BH1u94

(20:30~25:10 約5分間)

 

A5

文化っていうのは、どんな人間にもあることで、文化の中からは抜けられないんですね。誰だって。

だから、どんな人間も物事を理解する場合は 自分の文化的なバイアスを入れるんですよ。

そうすると真理が、ちょっとねじ曲がったりはする。

 

例えば、日本の現代人は 輪廻転生というのは信じがたいと、というのは現代的な学校で学んだ知識だけ使って そこで文化的なバイアスが出てくるんですね。

そうすると、現象はずっと絶えず生滅して流れるんだ ということがわからなくなるんですね。

そういう風にちょっと邪魔になる場合もあります。

(中略)

ブッダの言葉には全く文化的な バイアスがないことと、たとえ入っていても、それはきれいに除けて理解することができるようにはなってはいるんですね。

だからそんなに大きな問題ではないんです。

ただ文化的なバイアスがあるんだよ というところだけ理解して欲しいんですね。

 

なぜならば、スリランカ仏教は スリランカ文化のバイアスが入ってる。

ミャンマー仏教には ミャンマー文化のバイアスが入っている。

タイ仏教と、それからラオスとかね それぞれの文化的なバイアスが入ってるんですよ。

だからスリランカ人がやってる仏教祭りありますよ。

これは日本では紹介してないんですね。 それはいらないんだから。

 

そういうことで、今日本で 私個人でしゃべってる仏教は、すべて、できる限り文化バイアスを 除けて喋ってるんですね。

たまたま説明しやすいから 文化的なストーリーを言う場合もあります。

まあそんな程度なんですね。

……(続く)