先月22日(2017年7月22日)、東京・日暮里サニーホールでスマナサーラ長老による法話「人として生まれたならばーー奇跡を台無しにする私たち」がありました。
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http://twilog.org/jtba_talk/date-170722/asc
個人的に最大のポイントは、意志 cetanā(チェータナー)についてでした。
心の働き学ぶこと。心という組織を発見する。業が輪廻転生する理由を発見する。→渇愛
— スマナサーラ長老の法話メモ (@jtba_talk) 2017年7月22日
ありのままに、生きることを観察する。現象の無常・苦・無我を発見する。→智慧
知識が智慧に変わると、意志cetanaaの力で渇愛が消える。
法話を聴いている中でおもしろいなと思ったのは、すべてが因縁の中で動いていていわゆる自由意思はありえないというのに、じゃあこの「意志cetanā」はなんなんだ、ということでした。
だからなんかやっぱり、ちょっと破るというか、道に載せるというか、輪廻の門番の監視をかすめてなにかちょっと、やらなきゃいけない気がします。
日常でも、修行でも、ルーティンで動いている中で、折を見てチェータナーを使えたら。
だから結局、ヴィパッサナーということになるのだと思います。
人間に生まれたならば、人間にしかできない能力に挑戦すべき。感情を制御すること。善悪の感情を区別する。悪感情を抑えて、善感情を育てる方法。貪瞋痴の感情を暴走しないようにする。考える、話す、行動する時、悪感情を使いません。心を先入観とマインドコントロールから解放するように励みます。
— スマナサーラ長老の法話メモ (@jtba_talk) 2017年7月22日
「あなたの好き嫌い、考えていること、感情なんてどうでもいいんですよ」
と言われたらケンカを売られているみたいですね。
でも自分自身に言うなら?
かえって気持ちがストンと落ち着きませんか。
(……え、落ち着かない?)
まあでも、この「感情」はホントやっかいです。
感情や性格は相当古くからのものが被さって、盛られているから、なんかもうしょうがないよねレベル、とわたしは6月のスマナサーラ長老の法話で理解しました。
ということはですよ、逆に自分の感情や性格に「わたし」が責任を感じすぎることはないんじゃないですかね。
そのかわりに悪を避けて大事故を防ぐということで、五戒というセーフティネットがあります。
こころおだやかにニャる……!