ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

言葉が追い付かないとき|ヴィパッサナー冥想

質問

ヴィパッサナー冥想の実況中継についてお聞きします。

立つ冥想のときに、足の裏を感じながら実況中継すると教えていただいたんですけれど、足の裏の感覚は分かるんですが、なんか自分が立っている実感がしないんです。それでも、足の裏を感じながら『立っています、感じています』としたらいいのでしょうか。どうしても立っているときに、立っている実感を探そうとしている自分があるんです。そういう実況中継の仕方でいいんでしょうか?

 

坐っているときも、おなかのふくらみ、痛みとかいろいろ出て来て、次から次へと実況中継するものが出て来て言葉が追い付かないというか、結局なんか、こう、自分が引っ掻き回されているような気がするんですけれども。

そういう状態なんですが、なにかアドバイスをいただきたいなと思います」

 

回答(スマナサーラ長老)

 

冥想のときに、かなり妄想しているからそういう状態になります。

だからしっかり実況中継すればいいんです。

妄想があるとできなくなったりはしますからね。

 

言葉が追い付かないというのは、妄想をしているんですね。だから実況中継ができなくなったりするんです。

 

立ったりする場合は、ただ全体的に立っている感覚を感じればいいんです。

わざわざピンポイントにして感じなくてもいいんです。ただ感覚ということで実況中継すればいいんです。

 

冥想の場合は、やっぱり、裏で妄想をしている場合は、実況中継が追い付かなくなってしまいますよ。だからこれはしようがなくて、とにかく言葉で、感覚を追って行かなくてはいけないんです。それで妄想が、減って、減っていきます。

 

質問者「感覚を後から追って行くような感じでよろしいんでしょうか? 同時にと思うと、言葉のほうが引っ張ってるように感じるんですけど……

 

できるだけ同時にやってみてください。

同時にやらなくちゃ意味がないんです。

 

関西定例冥想会 2009.12.20

http://www.voiceblog.jp/najiorepo/1024020.html よりメモしました。

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関連エントリ:妄想はなぜ起こるのか?

智慧が完成してないと言うのは普通の問題ですけど、でもそれによって思考する羽目になる。思考すると感情が割り込んできて、妄想になってしまうという恐れがあります。

だから仏教的な答えは、煩悩がある限り妄想は起こります。智慧が完成されていない限り妄想は現れます、ということになります。

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