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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

みんなが覚ったらこの地球はどうなる?

説法めも 無知

前回 無明とバカの違い

 

質問の後半は、それは思考が、というより、妄想です。

それは捨ててください。

子供だったら妄想するのは当たり前で、それなら面白おかしく答えを出しますけど、大人相手にそういう答えは出したくないです。

 

子供にも嘘は言わないよ。

本当の答えを言いますが、子供の場合は、論理性がしっかりしていますね。ものすごいしっかりしているんです。ただ、考えるデータがないだけです。

 

(子供に答えるならこんな感じです)

あのねぇ、地球は緑だけになるんだ、みんな覚ったらとかね、よくそんなことを考えるね。

日本の人口はどのくらい? その中でテーラワーダ仏教に興味があるのはどれくらい? その中でも、まじめに冥想をするのはどれくらい? その中でも、ちゃんと能力があって進んでいる人はどれくらい? 何考えているんですかね(笑)。

 

それってあり得ない話なんです。

すべての生命が解脱に達して、宇宙に生命がなくなったということは。

 

仏教はそんな妄想はしません。

生命に中に完全たる智慧が現れて、すべての宇宙の法則を知っていたお釈迦様でも「わたしの後ろにはせいぜい五百人くらいだ」と言ったんだから。

 

お釈迦様がしゃべった言葉は、いまだに、金の言葉のようにすごい言葉でしょう。

なのに、人間がこれをバカにするんです。「できることではない。興味ない。勉強したくない」。誰かが「仏教徒だ」と言うと、「えー、あんた変や」と言うんですね。一方で、「わたしは携帯でゲームやります」と言うと、「おー、あんたカッコいいや」と、そういう世界でしょう。

 

フェイスブックやっているのがカッコよくて、沙門果経を勉強していると言うと「なんだそれは」という世界でしょう。

 

そういう世界に生きていて、犬猫よりも価値観が落ちている、この人間界で、「みんな覚ったら大変なことになるんだ」とよく思うこと(笑)。

 

だから、もっと具体的に、客観的に物事を考えましょう。

 

問題は「わたしがいる」なんですよ。

たとえば火星には酸素がありますかね? 大気圏、空気もないでしょう。ものすごく強烈に熱いでしょう。

 

最近、惑星から追い出された冥王星Pluto)あるでしょう。

かわいそうにね。

冥王星は摂氏マイナス三百度くらい。そこで火山が噴火します。噴火したらマイナス三百度ではないでしょう。火山と言うのは氷の火山。信じられる? 火山が爆発すると、溶岩ではなくて、氷が出てくる。ice volcanoと英語で言うんです。

 

それくらい寒いんです。熱がないんです。だけど、中に閉じ込められた微妙な熱があるんですね。そこで、氷がほんのちょっと水になったとたん、いてもたってもいられなくなっちゃって、ドカーンと出てくるんです。出てきたらもう氷です。

 

つまり冥王星の中は、地球みたいな溶岩ではないということなんですね。

 

でもそれを知っても、だからなんですかね、われわれはそちらにいないでしょう。

そういう星の状態が悲しい、といっても、誰が悲しいんですか。

それは執着で言っているだけ。「わたし」がいるからでしょう。

 

地震が怖い、火山が怖い、ってどういう意味?

人間が現れる前、地球は火山ばっかりでしたから。溶岩がウヨウヨしていても誰も困らなかったんだけど。

地震は起きるわ、大陸は移動するわ、ひどかったんだから。

 

ある時期はあまりにも爆発して、地球の周りが黒くなっちゃって、太陽の光がまるっきり入らない状態で、これ一年、二年の程度じゃないでしょう。

それで黒い煙が薄くなってくると、太陽の光が届くようになって、ちょこちょこっと暖かくなって氷が融けて、海ができてきた。今の海ではないんだけどね。

 

もっと前は、地球には酸素が全くなかったでしょう。

 

だから何を言うんですかね。

地球はどうなるのか、生命はどうなるのかとね。宇宙のスケールで考えればどうったことないでしょう。起こるべきことは。

 

今の太陽が変動したら困るという。

今も太陽で爆発したり、数え切れる程度じゃないでしょう。遠いから関係ないでしょう。「わたし」に関係ないんだから、関係ないでしょう。

 

だからすべての問題は「わたし」という実感だけの話です。

こころの問題も、来世の問題も、輪廻転生の問題も、アベノミクスの問題も、全部「わたしがいる」からなんです。

すべて「わたしという実体はいない」という立場からみれば、バカバカしくて笑い話になります。頑張ってくださいと。

 

そういうことで、質問の「バカ」とは無明ということで、真理を発見していない、ということなんですね。

それは意図的に努力しないかぎりは発見しないものなんです。だから、基本的に生命は無明です。

 

無明はいつから現れたんですかという質問は仏教では成り立たない。

それは「あなたは存在をいつから観察し始めたんですか?」ということなんです。「始めたことがない」という答えなら、「あなたはそのときからも無明ですよ」ということなんです。

 (この質疑応答終わり)

 

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