ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

脳と仏教

スマナサーラ長老×前野隆司先生対談 「心とは何か? 幸せに生きるとはどういうことか?」動画公開

スマナサーラ長老と前野隆司教授の対談動画が公開されています。 2017/1/18開催。慶應SDMヒューマンラボ公開講座 スマナサーラ長老×前野隆司先生対談 「心とは何か? 幸せに生きるとはどういうことか?」記録動画をアップいたします。https://t.co/G3xpySCae…

思考のメカニズム

「智慧の扉」というのは、日本テーラワーダ仏教協会の機関誌 パティパダーの表紙を開くとすぐ読める短い法話です。扉を開けばそこから智慧の世界という、まさに「智慧の扉」ですね。 Twitterで紹介された2014年12月号の智慧の扉です。 #jtba【ご紹介】12月号…

【最終回】最善の選択(9)

《前回 なぜ人類の問題は解決しないのか - 最善の選択(8) 》 幸福だと思って大量破壊兵器を作るでしょう。 原子爆弾や原発を作るでしょう? あれってバカが作っていると思っている? あの連中は結構研究している一流の科学者たちなんです。でも、こころが…

なぜ人類の問題は解決しないのか - 最善の選択(8)

《前回 こころのもう一つの法則 - 最善の選択(7)》 それで、こころが「これが幸せだ」と判断して何かをする。 麻薬をやる人は、麻薬をやることで楽になるという判断でやる。酒を飲む人は、酒を飲んだら楽しくなるという前提でやってしまう。 とにかく金さ…

こころのもう一つの法則 - 最善の選択(7)

《前回 こころは危ない - 最善の選択(6)》 次のポイントを言ってから、話を終了します。 こころの法則がもう一つあるんです。こころが幸せになりたいんですね。 これは証明できる? 実験室で証明できるわけじゃない。物理化学じゃないんだから。 みんなに…

こころは危ない - 最善の選択(6)

《前回 こころは無明 - 最善の選択(5)》 生命を幸せにしたければ、治療するべきところはどこですかね? それは、こころのいい加減さ、不確定な状態なんです。無明で判断することはやめてもらわなければいけません。感情で判断することはやめてもらわなけ…

こころは無明 - 最善の選択(5)

《前回 支配者はこころ - 最善の選択(4)》 それから、「よくわからない」ということもあるんです。 リンゴを選ぶときでもニンジンを選ぶときでも、「あなたの選んだニンジンが、このニンジンの山の中で一番おいしいんですか?」と聞かれたら、わからない…

支配者はこころ - 最善の選択(4)

《前回 世界を支配するもの - 最善の選択(3)》 初期仏教というのはそういうことで、ほかの仏教ではこころにアクセスしようとするんだけど、ある側面しか観測しないんですね。現代の大学の科学研究と同じです。 科学って膨大なものですけど、一人の人間が…

世界を支配するもの - 最善の選択(3)

《前回 脳を支配するもの - 最善の選択(2)》 こころの調子が悪かったら、全体的に全部悪い。 自分にも悪いし、世界にも悪い。 すべてのことはこころに支配されて、管理されている。 こころが世界を作っている。こころが命を作っている。こころが肉体をい…

脳を支配するもの - 最善の選択(2)

《前回 最善の選択(1)》 次。 では選んだのは誰ですか。決めたのは誰ですか。 レストランのメニューには、結構あるんですね。わたしは食べるよりもメニューを見るのが楽しいけどね。ファミリーレストランとか、ぶ厚い本みたいなメニューを持ってきますが…

最善の選択(1)

《スマナサーラ長老法話 関西定例冥想会 2016.11.13 https://www.youtube.com/watch?v=FKgZ8djfv40&feature=youtu.be を聞いて書きました》 わたしたちは買い物で店に行ったら、たとえばニンジンがありますね、何も見ないで買い物かごに入れるわけじゃないん…

次元を破って生まれてくるもの - 【最終回】お布施ってどういうこと?(3)

<前回 お布施で破る次元 - お布施ってどういうこと?(2)> そういうことで、お布施のいろいろなものがありまして、そのうちの一つがカティナ衣です。 今はあまり意味がない、正直なところ。昔は意味があったんだけどね。ブッダの時代ではね、綿から糸を…

お布施で破る次元 - お布施ってどういうこと?(2)

<前回 お布施ってどういうこと? - カティナ衣法要(1)> そこでお釈迦様がおっしゃっている第一番目は、超越した道の第一歩は、お布施なんです。 現代ではお坊さんたちが儲かるために変な解説をしていますけど、わたしは貧乏を喜んでいるからどうったこ…

お布施ってどういうこと? - カティナ衣法要(1)

《アラナ精舎カティナ衣法要「雨安居明け」お布施式 スマナサーラ長老法話》 お布施ってどういうことかというとね。 お布施することで神経科学的にどう影響がでるのかと研究している科学者たちは、最終的には、お釈迦様がおっしゃっている結論には来ているん…

心とは脳じゃない、命のことです

質問 「以前、長老がおっしゃったポイントをもう一度教えていただきたいと思います」 回答(スマナサーラ長老) さらに無常を経験しながら、その世界で生きてみてください。一時的なことかどうか、わたしにはわからないでしょう? 一時的には誰だって、(冥…

六根の意門とは何か?(後編)

(六根の意門とは何か?(中編) から続きます) そういうことで、かなりややこしい世界なんです。一般現代人に向けてしゃべれることじゃないんです。わたしが結局何を言いたいかと言うと、わたしたちのこころの中で、過去に起きたデータを勝手にねつ造して…

六根の意門とは何か?(中編)

(六根の意門とは何か?(前編) から続きます) 物事の関連性を発見するのは、眼耳鼻舌身ではないんです。たとえば何か食べてみて「マズい」と感じたらそれで終わるべきなのに、「あなたの料理は下手です」と言うんです。その関係はどうやって作ったんです…

六根の意門とは何か?(前編)

質問 「六根についてお伺いします。眼耳鼻舌身意の中の、意門とは何ですか?」 回答(スマナサーラ長老) 意門の場合、仏教の説明はややこしいです。われわれは一般的な知識で理解しようとするので、そこら辺はギャップがあります。現代知識では、何か物質的…

脳とこころ(後編)

(脳とこころ(中編) より続きます) そういうことです。過程を正しく、幻覚がない状態を作る。それがすごくいいことです。たとえば、科学の発展によってわれわれは何と言っても楽になっているでしょう。科学は人に迷惑をかけていますけど、ほかの生命より…

脳とこころ(中編)

(脳とこころ(前編)から続きます) わたしは正しい答えを出しただけで、質問に答えるには難しいところがあるんです。ちょっと、かなり大変な時間をかけて説明しなくちゃならなくなるんです。 だからこういうことですね。物質はあると言ってもわれわれの勝…

脳とこころ(前編)

質問 「お釈迦様の教えは、自分の生きる支えになるものだと思って、勉強したくてこちらに来ています。 モノ・体は素粒子的にいうとバラバラになってしまうわけですよね。でもこころは、何か実体があるかのように輪廻転生して相続される。だけど、物質・体は…

なぜねつ造が起こるのか?

質問 「六根の瞑想法について、最近お話しされていると思うんですが、六つの感覚器官に六つのデータが触れて、事実を合成してしまうということでしたが、なぜ合成してしまうのでしょうか?」 回答(スマナサーラ長老) 脳っていうのは、もともと合成する神経…

「~し続けたい」が問題なんです。それをお釈迦様が発見する。『渇愛』であると。【脳と心の関係】後編

(何で遺伝子は分離するんですか?【脳と心の関係】中編から続きます) だから心は何ぞやと言えば、あなたにわかりやすい言葉にします。 「生きること」なんです。 生きる、とは心なんです。思考ではないんです。思考は生きることの一部なんです。呼吸するこ…

何で遺伝子は分離するんですか?【脳と心の関係】中編

(思考の方法【脳と心の関係】前編より続きます) わたしがドーキンスさんに出したい質問は、「なんで遺伝子が分離するんですか?」と。 遺伝子だけ続くぞと彼が言っているでしょ。ただの化学物質がなんでそんなにくだらんことをやっているんですかと。それ…

思考の方法【脳と心の関係】前編

質問 「心っていうのは脳に基づいていていると僕は考えています。 輪廻を考えるときに、今の心から、ちょっと前の心をどんどん遡っていくと果てしなく遡れるそうですが、ということは、心をずっと遡っていくと最終的には脳の機能が開始したときに心が生まれ…

原始脳は無意識・潜在意識ということ?

質問 「長老の本で、原始脳と大脳の話が書いてあったんですけど、原始脳と言うのは無意識の層・潜在意識と考えたらいいんでしょうか?」 回答(スマナサーラ長老) 医学的に原始脳ですから、それは生まれる前に出来上がっているんですね。世の中のことを何も…

瞑想して脳が喜びを感じるようになると、サマーディ状態が生まれたということです。

質問「慈悲の瞑想で『親しい人々が幸せでありますように』というときは、単に幸せのイメージをするだけですか。ほかに、たとえば家族などをイメージしますか?」 回答(スマナサーラ長老) どちらでもいいんです。 親しい人の場合は、まず選ぶのは両親とか自…

ダルさを脱皮していつもピカピカに-「実感すること」が脳を変える(長老の「仏像の取扱説明書」)

2013年新年祝福法要・スマナサーラ長老 三帰依で我が身を守る 三帰依(さんきえ。ブッダ・真理の法則・僧侶に帰依すること)をしている方々には、お守りや祝福は必要ないと言うのが初期仏教の考え方です。三帰依すれば、それで終わりなんです。三帰依すると…