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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

プレッシャーで体調不良(4)|最終回

プレッシャーで体調不良(3)|緊張感 より続きます)

 

この間、ある有名な先生が、「宗教の役割はなんですか?」と。

心理学のことをしゃべっていたんですね。本人が、精神の問題には宗教も大事な役割があるんじゃないかなぁと。

そこで私は、「宗教の役割? 人をだますことですね」と。

 

向こうは、「えっ?」と。宗教は人をだますのが役割とは思わなかったでしょう。観察能力がないんです。いくらプロの医者であろうとも。観察能力もなくて、人間が何をやっているのかも知らないで、どうやって患者さんを治療するんですかね。

それからわたしは自分の言ったことを説明したんです。

 

「歴史的に宗教が何をやってきたか観察してください。これこれやれば、永遠の天国に行くんだぞという証拠はないでしょう。それなのに、その言葉を信じてしまって、まんまと騙されているんじゃないんですか。それで精神的に治りましたと言えるんですか。騙されたままで」

当然、宗教に興味を持つ人は悪いことはしないように努力する、人殺しはしない努力をする、それは騙されて人殺しをしないだけなんです。それは病気が治ったわけじゃないんだと。

 

わたしが言うのはそういう騙されて治ることじゃなくて、こころが健康な状態で、「人殺しはとんでもないことだ」と自分で納得して、殺意が出ない状態にこころを直さなければいけないんですね。それは宗教はやらないんです。そのかわり、天国と地獄の話で脅すんです。

 

もう一つ、宗教とはピエロだと。

先生方が患者さんに薬を上げたり治療しても、治らないでしょう。そこで悩んでいる人の前でピエロ役をやったら患者さんも笑ってしまいますよ。それで悩みが消えたと思う? そうじゃないでしょう。しかし、ピエロ役の場合は問題があるんだ。有効期限がある。同じ冗談でも毎回やると、うるさくて腹が立つんです。自分が気分が悪いとき、いつでも、ピエロが来て同じことをやるとダメでしょう。だから、新興宗教が出てくるんです。一つの宗教の有効期限が切れると、新しい宗教へ皆が行く。

 

誰かがピエロ役をやっても、悲しんでいる人の悲しみはそのままです。だから解決策にならない。こちらは仏教だから、いくら調べても否定できない現実を言う。それにいつでも能力が、インスピレーションが湧いてくる秘訣は、Happinessです。緊張しないことなんです。

 

あるとき、わたしは病院で採血したんですね。わたしの血管がなかなか見つからなかったんです。しかも細い。看護婦さんも困っていました。そこでわたしが「血管を家に忘れてきちゃったんです」と冗談を言ったら、看護婦さんが一度ですっと針を刺せたんですね。看護婦さんは「忘れてなかったみたいですね」と。あの看護婦さんの言葉はどこから出てきたんでしょうか。血管に針を刺したあの瞬間に、ストレスがなくなっちゃったんですね。自分で自分をほめたんです。

楽しいでしょう。

 

われわれはすごく楽しく、ハピネスを感じなくてはいけないんですね。人生では。嫌なこっちゃ、と言うのは消してください。嫌なことをどうすれば楽しくなるのかと、一人一人が努力と理性が必要ということになります。

 

それから、血圧が高いということなら、歩く冥想をいっぱいやればね、だいたい、体の細胞が落ち着いてきます。それは1か月間、2か月間、毎日欠かさずやらないと、途中でやめちゃうとストレスの細胞にまた戻るんですね。体の細胞が新しく生まれ変わるまで、毎日継続して歩く冥想をしなくてはいけないんです。

(おわり)

 

関西定例冥想会 2010.06.13

http://www.voiceblog.jp/sandarepo/1157700.html よりメモしました。

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「こころと病気」シリーズ全4回

 

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