ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

正しい意欲・やる気とは(前編)

質問

「会社では、目標設定や業績について部下と上司が面談することがあるんですけれども、そのなかで、意欲があるとかやる気があるとか、思いがあるとかいう話をよくして、それでこの仕事はこの人に任せよう、ということになることが多いです。

意欲とかやる気とか、思いというものは、感情が多分に入っていて、それで物事を決定していいのかなと思ったのですが、そうした意欲・やる気・思いとはどう考えたらよいのでしょうか?」

 

回答(スマナサーラ長老)

 

意欲・やる気というのは、心理学的に必要な条件なんですね。

体が、こころが苦しんでいるんだから、先に進みたくないという状態があるんです。それは仏教用語で「怠け」というんですね。こころも体も怠けたいんですね。でも怠けたら壊れますから、嫌々で動かなくちゃあかんですね。それでなおさらやっていることが苦しくなるんです。

 

そこを解決する方法というのは、意欲・やる気を引き起こすことです。

意欲・やる気を引き起こしちゃうと、怠けが昨日しなくなりますね。怠けが機能しないと、一応、楽に進むことができます。ですから、意欲は必要な条件ですね。

 

問題は感情なんですね。

感情が良くないんです。普通の人間は、感情が先に来て、感情の合わせて意欲を引き起こす。

これではねぇ……。

 

感情は必ず屁理屈。

理由はない。ただ「気持ち」ですからね。感情はそのまま実現できません。どちらかというと、反対になるんですね、ほぼ。欲やら怒り、憎しみなど感情で意欲を引き起こしても、結果が逆効果になるのはほとんどなんです。たまーに、うまくいくかもしれませんけど、これはたまたまなんです。

 

欲やら怒りやら、競争心が伴わない意欲・やる気が素晴らしい。

そうすると、ほとんど善い結果が出ます。感情さえなければ、企画通りに結果が出ます。

 

企画通りにならないのは、意欲が感情によって引き起こされたからなんです。

 

意欲・やる気は、精神的な条件として、純粋に心が働かせるために、身体を動かすために必要な潤滑油です。意欲という潤滑油で、身体もこころもサーっと動いてくれます。

 

そこに感情が入っちゃうと、もうダメなんですね。

だから社会ではね、会社では、一般的な欲の世界だからどうしても感情が入り込んで行くしね。だからキツイと思いますよ。企画通りにはうまくいかないんですね。

(続きます

正しい意欲・やる気とは(後編)

 

法話・スマナサーラ長老 関西月例冥想会 2014.6.01

http://www.voiceblog.jp/najiorepo/2047354.html を聞いて書きました。

Motivation: How To Get Motivated, Stay Motivated, Reach Any Goal, And Live An Amazing Life (English Edition)

関連エントリ:

成功する意欲の持ち方

働くほどに、こういうこともやってみたいとか、たとえば、海外出張も行きたいとか、そういう思いが出てきて、それも自我なんでしょうか?……

 

欲や怒りが絡んでいない「やる気・意欲」とは(前編)

布施というのは「与える」という意味で、そのときの決まりは、わがまま・執着を減らすという心理学的な働きを考えているんですね。

 

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