(ビジネスに欲は関係ない。競争もない。【食品のこと・前編】より続きます)
だから、怒らない方法というのは、「欲があると、ここまで悪行為するんだ」と理解する智慧を開発することなんです。
われわれの道が間違っているんだと理解することなんです。
だから一人一人でも、人間が歩むべき正しい道を歩むべきだよと、智慧を開発すると、そういう食べ物を汚染する事件が起きても、怒らないでいることはできると思います。
しかし、ただ怒らないでいるだけでは問題は解決しません。
だから、それなりに思考を改革することは必要なんです。
思考を改革しない限りは、わたしたちはずっと被害者で、いくら税金払っても、恐ろしい人をだます人だけが助かるんであって、一般の人は助からなくなっちゃうんです。
事件になるのはバレたものだけだからね、他の食品もあまり信用できない、同じ法則で考えればね。
だって、みんな健康がよくないでしょう。どれほど苦労して気を付けていても、あちこち、悪いところばっかし。
わたしはスリランカに一か月帰っていたんですけど、犬たちや猫たちがわたしの部屋に入ってベッドにも上がってくるし、そのウィルスが入って病気になったりしましたけど、それはよくわかったもので、それ以外の調子は問題ないんです。
日本に来たら、細菌は少ないんだけど、調子が悪いんです。やっぱり、どんな食べ物でもそれほど信頼できるということでもないんですね。
たとえば無洗米がありまして、怠けて、それでご飯を食べるよりは、洗って炊くお米を買った方がいいんじゃないかと思いますよ。
皮をむいて切ったジャガイモも冷凍食品でありますけど、泥のついたジャガイモを自分で洗って皮をむいた方がいいんじゃないかなと思いますよ。
そういう商売が悪くはないんですよ。
大量に弁当を作るとか、サラダも機械で丁寧に切ってパックにして、それもいいんですけど、そのとき、「これでたくさんの人々に食べてもらっている。みんなの体に入るものだ」という気持ちだけあればうまく行きますよ。
ちょっとでも体に悪いものを食べさせてはいけません、と言う気持ちで作って売れば、売る方も買う方もみんな幸せになりますよ。
そういうことですから、慈しみというのは人間には欠かせないことなんです。
それがないと、世界は狂っちゃいます。
こんな程度の答えしか言えません(笑)
質問者「ありがとうございました」
ま、一人一人が、修行して成長することですね。
(おわり)
(関西定例瞑想会 2008.09.23
http://www.voiceblog.jp/najiorepo/675065.html 音声ファイル・上よりメモしました)
前編をもう一度読む⇒ビジネスに欲は関係ない。競争もない。【食品のこと・前編】
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