質問
「『嫌いな人でも幸せでありますように』という瞑想の文句があるんですけど、それを唱えてたら、わたし以外はみんな嫌いだと見つけてしまいました。
そのあとの『生きとし生けるものが幸せでありますように』に続かなくなってしまって、どうしたらいいかなぁと。頑張ってやった方がいいんでしょうか?」
回答(スマナサーラ長老)
(笑)それは一つの瞑想の結果だと思いますよ。
だからあなたは、「自己愛」に気づいちゃったんですね。
結局は自分だけ幸せであればいいや、ということをね。あなたは発見したんです。
そこは悪く取らないで、正しく取った方がいいんですね。
「なるほど、今まで、これほど気持ちの悪いエゴイストでした。これはあかんや、と。わたしだけじゃなくて、みんな、親しい人とみなすようにこれから頑張ります」と言った方が瞑想はうまく進むと思います。
今も失敗していないんです。
すごく醜いエゴを破るための瞑想でもありますから、ちゃんと順番通りで、あなたはずっと隠していた自分のエゴをね、発見したんですね。すごくいいことなんです。
わたしはみんなが嫌いでした、と発見したことはすごくいいことで、
そこをうまく使って、では、「みんな同じ、わたしに親しい人々にしてあげます」という感じで次に頑張ってください。さらにあなたのエゴが、弱くなって消えちゃいます。
(関西月例冥想会 2015.3.8
関西月例冥想会 2015.3.8 1/1 最新 - YouTube 1:12:00~1:15:20よりメモしました)
関連エントリ:
すべての「説法めも」を読むには: