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ブッダ ラボ - Buddha Laboratory

Namo tassa bhagavato arahato sammāsambuddhassa 仏道実験室の作業工程と理論

価値あるものを得る - 捨てるということ(7・最終回)

前回

両立はない - 捨てるということ(6)

 

そこで理性を働かせてください。

あなたは常に捨てていっているんだから、いい加減で、無知で、理性の一かけられもなく、感情でいるなよと。

損する流れですよ。大事なものを捨てて価値のない者を得る。大事なものを捨てて、また価値のないものを得る。

 

だから、怒り、嫉妬、欲などの感情でいると、大事なものを捨ててとんでもなく価値のないものを得ることになるんです。

 

感情で生きていても、理性で生きていても、捨てていく道は変わらないんです。しかし理性の人は、何かを捨ててさらに良いものを得ているんです。そしてまた何かを捨てて、価値のあるものを得る。

感情で生きている人は、価値のあるものを捨てて、価値の低いものを得る。また何かを捨てて、価値のより低いものを得る。

 

価値というのはプラスマイナスで、どちらでも価値です。

ポジティブな価値でもネガティブな価値でも、価値は価値です。

 

そこで、ちょっと怒ったとする。

トラブったとする。それで「嫌だ、こんなことは」と怒って会社を辞める。それでも、何かを捨てて何かを得たことになっちゃったんです。それをやらせたのは怒りの感情です。それで会社で仕事して収入を得るというプラス価値のものを捨てて、マイナス価値のものを得た。

 

仏教は、そういう法則の世界を教えているんです。

智慧の世界を教えています。ブッダの言葉と比較できるものは何一つ存在しない。

 

究極的に、われわれは思考・妄想することを捨てれば、ものすごく高度な智慧が現れます。

すべての現象のありさまを発見して、すべての現象に関わらない生き方、解脱、ということをしたければ、結構捨てる羽目になります。

 

捨てる羽目になる、と言っても暗い話じゃなくて、今もやっていることです。

捨てることはもうどうしようもない。

(おわり)

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最初から読む:

捨てるということ(1)- そこに喜びも成長も成り立つ

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