前回 「植物も傷つけちゃダメなら何も食べられないでしょう?」に対する答え - パーリ経典解説(梵網経1) 第十段落
一日一食なのも、体もたくさんの命の集まりですからね。
そこに食べ物を放り込んじゃうと、あの細胞組織たちがかわいそうですね。分解する組織、運ぶ組織、そういう組織に仕事をさせてさせて、働かせすぎになる。過労になります。
細胞は、この程度の食べ物でいいと知っています。
適切に仕事をして、適切にご褒美をもらいたいんですね、各細胞が。
これをやらせてもらえない。もっと働け、もっと働けと。日本の会社みたい。
それ自体が残酷なんですね。
一食なのは、美容のため、健康のためじゃないんです。
慈しみなんです、細胞たちに対して。
心配している。いじめたくはない、苦しめたくはないんです。
(第十段落つづく)
次回 経典の裏を読め - パーリ経典解説(梵網経1) 第十段落 - 瞑想してみる
<スマナサーラ長老による経典解説http://www.ustream.tv/recorded/84866551 (期間限定公開動画)01:08:00~ 書き留めました>
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