9月は北海道で、スマナサーラ長老の札幌講演会が開かれ、二つの動画が配信されました。
正義を実現するためにどうしたらいいですか？ 札幌講演会｜スマナサーラ長老の初期仏教法話（16 sept 2023 エルプラザ）※再配信
https://youtu.be/T2GVYQm9bdc?si=QnZutbOjBY8G7YFH
努力の終点 知足と不知足の心理学｜スマナサーラ長老の初期仏教Q&A 瞑想合宿編（18 sept 2023 札幌 訓練センター）
https://youtu.be/skA9IgFkvHY?si=rAfPTPx1mdDCyqgH
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北とぴあからも二つの動画が公開されました。
長老自身の老病死 バトンを受け取れ／それぞれの工夫をシェアすること／「瞑想したくない」という真理｜スマナサーラ長老の初期仏教法話とQ&A 瞑想合宿編（17 July 2023 北とぴあ）
https://youtu.be/c0ylMh9zlik?si=UxAvoG0mLwBfAl69
「皆様は世間一般に発表されていないことをたくさん聞いているはずなんです。皆様には宝物を与えたんですよ。それを仲間に教えることは皆様の責任です。他の人にも幸せになる道を教えることがね。ただそうなってくると、自我がなく純粋な慈しみで教えなくちゃいけない。（中略）日本の皆さんがいくらか私の話を聞いたのは、宗教にそれほど興味なかったからなんです。宗教に興味があって、一つの宗教組織でうまくいかなくてここに変えました、という人はそれほどうまくいかないんですね。最初の師匠やかつて信仰した組織で期待したものを、今度は私から得ようとするんです。しかし、それは得られません。一方で、あまり宗教に関心興味はないんだけど、なんか普通に日常的に客観的かつ具体的に感じているいろんなトラブルがあって、瞑想でもしたらなんとかなりますかっていう人々はうまくいくんです。だから人に教える場合、自我を捨てて、私っていう気分も捨ててね。第三者の立場で、慈しみで人の苦しみをなくしてほしいという気持ちで喋ると話は通じるんです。「あのね、あんた、これこれやりなさい」って言っちゃうと、相手はいい加減にしろという態度になるんです」
と、この動画でスマナサーラ長老が語りました。
縄張り論―― 自分の心が作った世界に怯えて生きる｜スマナサーラ長老の初期仏教法話（10 sept 2023 北とぴあ）
https://www.youtube.com/live/emfHRy-kBMU?si=gYvKPehu9JhmHsnb
「世界は自分が、自分の心が作るのです。自分の心が作った世界が、あまりにもマンモスでおっかない。だから進めない。そこで限りなく悩みや苦しみを作るのです。私は私の作る世界で生きているので、全て自分の思考次第、心次第です。自分が作り出した幻覚世界を一旦おいて、心を成長させればどうですか。それが『道』だと発見するのです」
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判断力 〈正しい判断〉への道のり｜スマナサーラ長老の初期仏教月例講演会（24 sept 2023 武蔵野公会堂）
https://www.youtube.com/live/XQBJddr4Uuk?si=d2Otihuly-WGnxdk
「（この講演で）比較的正しい判断をする方法を教えました。しかしそれは最終的な答えではないのです。例えば慈悲喜捨で判断しても、それほど正しくないということが見えるかも。いい加減で中途半端な慈悲喜捨だったら、判断もいい加減で中途半端になります。（中略）誤った判断→より正しい判断→正しい判断→判断次元を超える、という順に成長します」ということで、テーマは「判断力」でしたが最後は判断からも離脱するという、スマナサーラ長老ならではのアクロバティックな法話でした。
具合の悪い時の誤判断／無執着のトレーニング／自死と過去世の業／コロナ後遺症になった／なぜ人間は心を育てるべきなのか？・他｜スマナサーラ長老の初期仏教Q&A（28 sept 2023 ゴータミー精舎）
https://www.youtube.com/live/i9Tgo0ilEWU?si=xlEsHL85kkuQuxB-
コロナ後遺症になった方へのアドバイスがありました。
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さて今回は嬉しい報告が2つあります。
- 日本テーラワーダ仏教協会YouTube公式chのチャンネル登録者数が30,000人（三万人）に達しました。
- ある舌癌の方より、金銭的な治療の目処がたったとのお知らせがありました
このYouTube法話ガイドでも今年7月より、ある舌癌の方へ治療費寄付を募りましたが、そのご本人から近況を知らせていただきました。それによると、皆様からの寄付が集まって治療を受けられるだけの金銭的な目処がたち、手術へ向けて準備している段階とのことです（9月付けメールより）。大変あたたかなご厚意の数々が寄せられたそうで、「なんとしてでも病気を克服しようという強い思いにさせていただいた」という嬉しいお言葉をいただきました。こちらも寄付を受けていただいたことで、とても幸せな気持ちになりました。どうもありがとうございます。また、寄付にご賛同の皆様にも感謝申し上げます。今後の手術、そして治療がうまくいき、修行の機会に恵まれますように。お幸せを願っています！
（了）
