経典
Q4「慈経」の由来(因縁物語)で開設されている「樹神達」とは、この文脈においては当時いた仏道以外の遊行者たちのことを暗示しているのでは、という気がしましたが……? https://www.youtube.com/watch?v=3gLlm-xtNZk&list=PL1eZDr16OMnTPXH8m2qeCb7AyX3BH…
Q3「慈経」Mettasuttaの二段落目、日本語の「在家に執着しないように(Kulesu ananugiddho)」というのはどういう意味でしょうか? https://www.youtube.com/watch?v=3gLlm-xtNZk&list=PL1eZDr16OMnTPXH8m2qeCb7AyX3BH1u94 (YouTube ブッダの知恵で答えま…
YouTube 「ブッダの知恵で答えます(1)」スマナサーラ長老 日本テーラワーダ仏教協会事務局制作 Q2「宝経(Ratanasutta)などでしばしば耳にする『第八の生存を受けることはない』という預流果の特徴の一つですが、この7や8という回数の数字は、文字通り…
YouTube 「ブッダの知恵で答えます」スマナサーラ長老 日本テーラワーダ仏教協会事務局のYouTubeチャンネルより Q1「お釈迦様はマーラ(仏教で「悪魔」と言われている神)に対して説法したことはあるのでしょうか?」 https://www.youtube.com/watch?v=3gLl…
7月のスマナサーラ長老による経典解説は、「スッタニパータ5 彼岸道品 学生ナンダの質問」でした。 当日の動画 http://fb.me/6X9ePLJ7a Twitter実況中継 http://twilog.org/jtba_talk/date-170720/asc 《文楽》 nirāsā 日本語でわかりやすくすれば、何かに頼…
今月の、スマナサーラ長老によるパーリ経典解説は、「スッタニパータ5-7-6学生ウパシーヴァの質問」の完結編でした。 当日の動画 https://www.facebook.com/pg/jtheravada/videos/?ref=page_internal 実況Twitter スマナサーラ長老の法話メモ(@jtba_talk)/20…
先日、スマナサーラ長老の法話で「Seamstress」について言及がありました。昨年2016年12月9日にゴータミー精舎で行われた経典解説「スッタニパータ5-2彼岸道品ティッサ・メッテイヤ学生の問い」に出てくるseamstress(中村元先生の訳では「縫う女」となって…
5月26日(2017)東京 ゴータミー精舎にて、スマナサーラ長老のスッタニパータの解説講座がありました。 今回の経典は、スッタニパータ(経集)5.彼岸に至る道の章、7(6).学生ウパシーヴァの質問です。 1075(1069).‘‘Eko ahaṃ sakka mahantamoghaṃ, Anissi…
sato caraṃ (サトー チャラン)とは、「サティを持って生きる」という意味だ、というのがスマナサーラ長老の解説でした。 さて、ここで問題です。 この日本語訳のなかで、サトー チャランに該当する箇所はどこでしょうか? 1066(1072) 師は言われた。 「ドー…
さて今回は、2つ目のパワーワード「kathaṃkathiṃ(カタンカティン)」です。 1063(1069)でドータカさんは次のように、釈尊にお願いします。 「わたくしは、神々と人間との世界において何ものも所有せずにふるまうバラモンを見ます。あまねく見る方よ。わ…
この経典に出てきた3つのパワーワード nigghosaṃ(ニッゴーサム) 波が生まれない境地 kathaṃkathiṃ(カタンカティン) あいまい、中途半端 sato caraṃ (サトー チャラン) サティを持って生きる から、経典の意味に迫っていきたいとおもいます。 今回は一…
4月26日、スマナサーラ長老によるパーリ経典解説が行われました。 前回に引き続きスッタニパータの彼岸道品の中から、今回は「学生ドータカの問い」1061~1068(1067~1074)です。 注目したパワーワードは、この3つ。 nigghosaṃ(ニッゴーサム) 波が生ま…
スマナサーラ長老による経典解説「スッタニパータ5彼岸道品 学生メッタグーの問い」が、下記で現在動画公開中です。 www.facebook.com 文字で読む経典解説(実況ツイート):スマナサーラ長老の法話メモ(@jtba_talk)/2017年03月31日 - Twilog 前回 の経典解…
Dukkhappattā ca niddukkhā, Bhayappattā ca nibbhayā. Sokappattā ca nissokā, Hontu sabbepi pānino. 苦しんで悩む生命が苦しみなく 恐れて悩む生命が恐れなく 悲しんで悩む生命が悲しみなく 一切の生命が安穏でありますように この回向の文言は、昨年のウ…
Origin(オリジン)って言っても、オリジン弁当のことじゃないですよ。(長老ギャグを真似しました) わたしたち人間というのは、思考の癖で、origin(おおもと)を探してしまうのだそうです。 スマナサーラ長老のたとえ話によると、 たとえば、針金と紙でち…
なぜ人は祈るのでしょうか? パーリ経典解説《スッタニパータ5彼岸道品3学生プンナカの問い》 のなかの、スッタニパータ1052.(PTS.1046)で、お釈迦様が、祈祷することで生老病死は乗り越えられない、とおっしゃっていました。。 それでも、わたしはまだ…
前回 は、お釈迦様が普段は使わない一人称の動詞 brūmi(ブルーミ)を使って、「わたしは自分の責任において次のように断言します」と、阿羅漢とはいかなるものかと表明した、おどろきの発言をご紹介しました。 今回の「スッタニパータ5彼岸道品3学生プン…
brūmi(ブルーミ)という言葉は、お釈迦様による「保障つきの言説」を意味すると、前回 のブログでご紹介しました。 さて、もう一つのbrūmi(ブルーミ)はどこにあるのでしょう? 1054.(PTS.1048) ‘‘Saṅkhāya lokasmi paroparāni [parovarāni (sī. syā.)], …
1/20(金)にスマナサーラ長老のパーリ経典解説がありました。 解説した経典はスッタニパータの「学生プンナカの問い」です。 「学生」というのは、仙人グループの中のお弟子さん、という意味だそうです。 このお経は、先生である仙人とそのお弟子さんたちグ…
《東京法話会2007.03.22 阿修羅の伝説 上座仏教教室(千駄ヶ谷区民会館) https://www.youtube.com/watch?v=euUwQHxnoLs を聞いて書きました》 阿修羅の伝というのは、インド人の迷信です。 「月食・日食っていうのは、阿修羅という神によって起こるんだ」と…
スマナサーラ長老によるパーリ経典解説がありました。 #jtba【ご案内】12/9(金) スマナサーラ長老『パーリ経典解説』18:30~ ゴータミー精舎 パーリ経典から翻訳では決して伝わらないブッダの真意に触れてみましょう。どなたでもご参加いただけます。 https:…
スマナサーラ長老による梵網経解説は、9回にわたり行われました。 各回の実況ツイートのリンクと概要をご紹介します。 第一回 2016年3月25日(金) 実況ツイート http://twilog.org/jtba_talk/date-160325/asc ブログ http://thierrybuddhist.hatenablog.com…
梵網経では、お釈迦様は、講堂でお坊様たちがスッピヤ師匠と弟子の話題を話していることを「お知りになって」、講堂へ赴き比丘たちに問いかけた、ということでした。*1 ここで、どうやって「お知りになった」のか? それについて片山一良先生の長部(ディーガ…
前回 理想的な生き方は出家だけ - パーリ経典解説(梵網経1) 第十段落 または、文化で出家する。 習慣ですから。 スリランカの場合も、親たちというのはまるっきり動物と似ているんだから、子供を産んで育ててみたら、「この子はこの世界では生きづらいな…
前回 経典の裏を読め - パーリ経典解説(梵網経1) 第十段落 お釈迦様は、一般人の立場からみれば、想像もできない生き方をしているんですが、お釈迦様自身は「大したことはない」と言う。 これまでは「小戒」です。 「中戒」にはすべて基本的に存在欲に関…
前回 なぜ出家は一日一食か?- パーリ経典解説(梵網経1) 第十段落 それでね、一般人が残酷な生き方をしているわりに、またふざけて喜んでいるんですね。 花を付けたりお化粧したり、踊ったり、歌ったり、音楽を聴いたり演奏したり、そういう俗世間でやっ…
前回 「植物も傷つけちゃダメなら何も食べられないでしょう?」に対する答え - パーリ経典解説(梵網経1) 第十段落 一日一食なのも、体もたくさんの命の集まりですからね。 そこに食べ物を放り込んじゃうと、あの細胞組織たちがかわいそうですね。分解する…
前回 パーリ経典解説(梵網経1) - 第九段落 第十段落 「沙門・ゴータマは種子類、草木類を傷つけることから離れている」 <スマナサーラ長老による経典解説http://www.ustream.tv/recorded/84866551 (期間限定公開動画)01:08:00頃より、気になったポイン…
前回 パーリ経典解説(梵網経1) - 第八段落 第九段落 ‘‘‘Musāvādaṃ pahāya musāvādā paṭivirato samaṇo gotamo saccavādī saccasandho theto [ṭheto (syā. kaṃ.)] paccayiko avisaṃvādako lokassā’ti – iti vā hi, bhikkhave, puthujjano tathāgatassa vaṇ…
パーリ経典解説(梵網経1) - 第七段落 から 第八段落 (略) ‘‘‘Abrahmacariyaṃ pahāya brahmacārī samaṇo gotamo ārācārī [anācārī (ka.)] virato [paṭivirato (katthaci)] methunā gāmadhammā’ti – iti vā hi, bhikkhave, puthujjano tathāgatassa vaṇṇa…